僕はツイッターをやっている。3年か4年前に登録して、日々忙しい合間を縫って好きなことをツイートしていた。ストレスが溜りやすいタイプとの自覚があるため、内容は大抵鬱憤を発散するためのものばかり。見ている人が十中八九いい気持ちにはならない言葉を、これでもかという勢いで連投していた。
そのため、知人の中にも僕のアカウントをブロックしている人が相当数いた。まあでも、自分の責任でもって発言していたし、そのせいで割を食ったところで自営業なのでどうということもなかったものだ。(文:松本ミゾレ)
「死ね」「殺す」といったツイートをしていたら案の定凍結
さて、先日僕のアカウントは凍結されてしまった。19日の夕方ぐらいだったと記憶している。「このアカウントは凍結されました」の一文が表示されたのを見た時点で、僕は正直「まあ、そうだろうな」と思っただけである。
というのも、きれいな発言なんて一つも発信していなかった自覚があるからだ。聞いた話によると、同じ頃、実に多くのアカウントが予告もなしに凍結されてしまったという。
基準は特に説明されていないので、この一斉凍結がどういう基準で行われたのかは布目だが、まあ凍結されるにはされるだけの側面もあったことは間違いないだろう。
たとえば他者への中傷や、あるいは恫喝か、過激な表現や画像ばかりをアップしていたりだとか。こういう発言をしていたアカウントが、いくつも凍結されているのを確認したので、やっぱり原因はこれらにあるのかもしれない。
特に「死ね」や「殺す」という表現を多用していたアカウントは、軒並み永久凍結処分となっている。ちなみに、僕もそういう表現をしょっちゅう使っていた。中には、著名人のアカウントであるにも関わらず、問答無用で永久凍結されたケースもあるようだ。
ツイッター社も公式にアナウンスを出してもいいとは思うけど……
今回の相次ぐ凍結は、ネット上で「凍結祭り」と呼ばれて一瞬だけ話題になった。そうそう。凍結されたアカウントの持ち主はみな一様に「何の説明もなく、気が付いたら凍結していた」と口を揃えている。
たしかに凍結そのものは突然訪れた処置ではあった。しかし、今回の騒動で凍結してしまったアカウントってのは、自分も含めて無思慮であったり攻撃的であったりするなど、凍結もやむなしと言われてもしょうがないレベルのものが多い。
僕なんて凍結直前には特定個人(名前は伏せてるヨ)への私怨たっぷりの恨み言をがっつり発信していた記憶もある。もちろん、今に至るまでツイッター社が公式に、今回の凍結処分についてのアナウンスを出していないことについては「混乱する人もいるだろうな」ぐらいのことは思う。
凍結された人の中には、本気で何が不味かったのか分からない人もいるかもしれないし。そういう人たち向けに、何か発表をしても良かったかもね。まあ、アッチからすれば「もう言わなくても自分で分かってるだろ」なのかも知れないけど。
個人的には凍結されても、別に何にも困ることはない。フォロワー数を自慢するような趣味もなかったし。自分のアカウントが凍結されて、これまで繋がっていた多くのフォロワーの前から消えたとしても、そんなのどうでもいい。
ツイッターなんて誰でも無料でやれるSNSのうちの一つなんだし、凍結されたアカウントに思い入れもない。ありふれたSNS一つに躍起になってもしようがない、というのが個人的な感想である。