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紗倉まな原作映画『最低。』、泉まくらの主題歌流れる予告編公開 東京国際映画祭コンペ部門出品も

2017年09月26日 15:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 11月25日に公開される映画『最低。』が第30回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決定。あわせて予告編が公開された。


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 本作は、AV女優・紗倉まなが執筆した同名原作小説を、『64-ロクヨン-前編/後編』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の瀬々敬久監督が映画化した群像劇。性格も境遇も違う3人の女性が、AVとの関わりをきっかけに、性愛や家族と向き合う姿を描く。果たしなく続く日常に耐えきれず、新しい世界の扉を開く平凡な主婦・美穂役で森口彩乃、家族から逃げるように上京し、AV女優として多忙な生活を送る彩乃役で佐々木心音、自由奔放な母親に振り回される女子高生・あやこを山田愛奈が演じる。


 第30回東京国際映画祭コンペティション部門出品が決定した本作。東京国際映画祭プログラミングディレクターの矢田部吉彦氏は、映画について「愛を求める女性たちが、愛の介在しないセックスを扱うAVに人生をゆだねる。その是非は問わず、現代女性の生き方の選択肢を描く『最低。』は真っ直ぐな人間ドラマであり、正直な描写は保守化した日本映画に風穴を開けるだろう。瀬々敬久監督にしか撮れない傑作だ」とコメントした。


 予告編では、3人の女性がAV女優になっていく姿と、それに戸惑う周囲の人々が映し出されている。また、主題歌には瀬々監督が直々に指名したという泉まくらを起用。本作のために書き下ろした楽曲「ふちどり」は予告編にも使用されている。(リアルサウンド編集部)