人付き合いは面倒なことが多いもの。煩わしさからいつも1人で行動する人もいることでしょう。しかし子どもがいる場合には、それじゃダメなのだろうか…と迷いが生じることもあります。
先日のガールズちゃんねるに、「ぼっちでも浮いてても気にしない人」というトピックが立ちました。幼稚園児のママだというトピ主は、周りから浮いており、「一部の優しいママが誘ってくれたりしますが、基本ぼっちです」といいます。
「たまに不安になりますが、私にママ友なんてリア充じゃあるまいし、おこがましいとさえ思ってしまいます」
と、ちょっと卑屈な言い方をしています。 (文:篠原みつき)
「子どものために親の努力は必要」という声も
トピを立てるくらいなので漠然とした不安があり、「ぼっちでも気にしない人がうらやましい」のでしょうか。スレッドには「むしろぼっちの方が楽だと思っている」「団体で群れてる方が嫌です」などと、「ぼっちがいい」人たちが多数応えています。
「私もだよー!むしろ知らぬ存ぜぬで通せてラッキー!(中略)開き直ればらくらく」
と書いた人は、色々あって「ボッチの自分を楽しむ事にした」といいます。最初から独りで、「気が楽で仕方ない。子供と遊んでるだけ(笑)」という人も。特定のママ友と付き合うことが苦手な人は多いようです。
一方で、子どものために親の努力は必要という声もあります。
「子供同士はケンカやトラブルも多い、親がコミュニケーションをとる事がとても大切なんだよ。 自分が嫌だからじゃなく、子供の為に少しは努力すべきだと思うよ」
また、「自分だけならいいけど、子供が巻き込まれるのは可哀想かな」という声も。幼稚園くらいでは、降園後や休日は仲の良いママ同士で集まったりするという理由です。
確かに、幼児1人では遊びに出せないため、園外でお友だちと遊ぶときは親子セットで動くことになります。近所に子どもがワンサカいた頃とは違い、親が知り合いでないと子どもどうしで遊ぶことが難しい時代ではあります。
ママ友づくりは無駄ではない、けれど子どもは成長する
ちなみに筆者は、子どもが就園前から公園や子育て支援センターで声をかけたりと、ママ友づくりを積極的に行なっていました。冷たい態度を取られることもありましたが、めげずに続けるうちに親子で相性の合う相手にも出会えてよかったです。
それは我が子のためでもありますが、やはり自分が大人との会話に飢えていたのだと思います。なので、トピ主に対しては「おこがましいなんて考えすぎ」という声に賛成です。ママ友が欲しい人もいるので、自分には関係ないと思わずもう少し積極的になっても良いのではと感じます。
とはいえ、どうしても人付き合いが苦手でイヤならば、無理することもないでしょう。そもそも、専業主婦が多い幼稚園と、働く母が前提の保育園でも状況が違います。
「保育園児の子供いるけど、ママ友なんていないよ。 子供が仲良しのお母さんとは会えば話すけど、連絡先とかも知らない」
と書いた人は、「挨拶もしないようならさすがにダメだけど、ママ友でつるむ必要もない」といいます。保育園はママどうしで交流するような時間的余裕は無く、あれば保育園の審査に通っていないわけです。
子どもが大きくなれば周囲の親も仕事をしている人が増え、自然とママ友のつき合いも減ります。あまり深刻に考える必要はないでしょう。スレッドには、「子供達はお友達もいるし、普通に遊んでるので関係ないんだな~と安心してます」などと書く人が複数いました。それもまた真実で、子どもは成長に従って親とは関係のない世界を作り出すものです。