9月22日に発売されたオートスポーツNo.1465。今回表紙を飾っているのは、カーボンブラックのホンダNSX-GTだ。特集はズバリ、『NSX RETURNS』。スーパーGT500クラスに参戦するNSX-GTが、ホンダのGT史上“最悪”のシーズンから、“最速”へ復活する過程を特集する。
現行GT500規定である『クラス1』投入から、ホンダは他の2社と異なり、NSXのスーパーGT投入を目指しミッドシップレイアウト+ハイブリッドという機構の『ホンダNSXコンセプト-GT』で参戦してきた。ミッドシップは本来レーシングカーとしては有利なレイアウトではあるが、FR用に開発された共通モノコックをMR化することに想像以上の苦労が払われてきたことは、スーパーGTファンならご存知だろう。
2017年から、GT500は新たな規定が導入され、それに合わせホンダは市販がスタートしたNSXをベースボディとした『ホンダNSX-GT』を投入したが、そこにはNSXコンセプト-GTの時代に味わった“悪夢の3年間”を経たからこその技術が投じられている。
22日発売のオートスポーツNo.1465では、そんなNSXコンセプト-GT時代に味わった苦労をモノコック編、多くの熱害に苦労した空力/冷却編、そして現在は使用されていない、ハイブリッドの苦労を記したハイブリッド編の3つに分けて掲載している。
そしてGTファンにとっても見逃せないのが、NSX-GT──つまり2017年版GT500車両のスタジオショットだ。撮影されたのは17年参戦に向けたテスト仕様の99号車だが、前後のディテールはもちろん、ふだん見ることができないコクピット、そして車体内部までも精細に見ることができる。とくにエンジンが収められたリヤカウル内側は必見だ。そしてNSX-GTファン垂涎のワイドセンターピンナップつき。
その他にも、牧野任祐インタビューや気になるWEC世界耐久選手権の進む方向、F1燃料、そしてFIA-F4クローズアップ等、読み応えは抜群だ。まだ手に取っていない方はぜひ書店、もしくはASB電子雑誌書店へ!
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