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ゼイン・マリク 不安障害の公表に「悔いはない」

2017年09月24日 12:53  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ゼイン・マリク、告白して「良かったと思ってる」
かねてから不安障害を抱えていたものの、「ワン・ダイレクション(1D)」からの脱退を機にひとりでステージに立つようになると症状が悪化したというゼイン・マリク。それゆえにショーを突然キャンセルするという事態も生じたが、公表してからのほうが気持ちはずいぶん楽になったそうだ。

少し神経質なところがあり、1D時代から細かいルールや移動続きの生活に辟易していたというゼイン・マリク。ついには「食べ物なら自分にもコントロールできる」と思い込むようになり摂食障害を患い、数日ほど食事をしないこともたびたびあったという。

そんな彼も1D脱退を機に「好きな音楽を好きなカタチで表現できる」と気持ちは幾分楽になったというが、多くのファンの前でソロのアーティストとしてパフォーマンスを披露するプレッシャーはバンドメンバーだった頃の比ではなかったとのこと。抜群の歌唱力を誇る彼も不安障害の悪化によりショーをキャンセルする事態が重なり、本人は自身の抱える問題を正直に告白するに至っている。

そのゼインが『Us Weekly』の取材に応じ、不安障害をどのようにコントロールしているのかなどについて、こう語った。

「正直に話しちゃうことだね。全てを隠さずに打ち明けるってこと。どんなことに心がざわつくか、どういう状態なら対処できるか…。そういうことを人に伝えると良いよ。」
「みんなに理解してもらうこと。それが重要だね。」

そして不安障害を公表後、世間の反応はどうだったのか。

「ポジティブさ、それに尽きるよ。みんなに俺という人間をより理解してもらえたし。感謝していないわけでもないし、自分がどれほど良い機会を与えられているのかも分かってる。」
「だから、(横柄でワガママを言っているわけではないと知って貰えて)ほっとした。」
「ポジティブなリアクションだけを期待していたワケじゃない。自分で『きちんと告白しなきゃ』と思ったからこそ公表したんだ。だから良い受け止め方をしてもらえて、余計に嬉しかったんだ。」

ちなみにゼインはソロアーティストとして大成功し、本来であればショーをしなくとも十分な報酬は得られる地位を得たともいえる。彼の1D脱退を多くの人は「最大の失敗」とみなしたが、それは“ミュージシャン”ゼインにとっては最高の決断だったようだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)