9月23日、ドイツのニュルブルクリンクでVLNニュルブルクリンク耐久シリーズ第7戦が行われ、ミハエル・クルム/トム・コロネルのコンビでテスト参戦したニッサンGT-RニスモGT3の“エボルーションモデル”は、SPXクラス3位/総合25位で終えた。
ニッサンGT-RニスモGT3のエボルーションモデルモデルは、競争が激化するFIA-GT3マーケットに向けて現在開発が進められているもの。今回、レースコンディションでのデータ収集を目的として、車両への負荷が大きいニュルを舞台にテスト参戦を行った。
ブランパンGTシリーズに参戦するマシンと同様、モチュールカラーに彩られたエボルーションモデルは、開発ドライバーのクルムと、昨年VLNにGT-Rで参戦したコロネルのふたりによってニュルに登場した。
迎えた予選では、23号車GT-Rは並み居るGT3カーに混じって総合8番手を獲得。SPXクラスでは、BMWチーム・シュニッツァーのBMW M6 GT3に次ぐ2番手につける。レースは1周遅れながらしっかりと走り抜き、総合25位/SPXクラス3位という結果で終えた。総合優勝はミカエル・クリステンセン/ケビン・エストーレ組マンタイ・レーシングのポルシェ911 GT3 Rだった。
なお、レクサスIS-F CCS-RでSP8クラスに参戦した吉本大樹は、総合49位/SP8クラス3位でレースを終えている。