9月23日、スポーツランドSUGOで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の予選を終え、予選トップ3ドライバーのニック・キャシディ(KONDO RACING)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)が会見で予選を振り返り、決勝レースに向けた意気込みを語った。
■ニック・キャシディ(KONDO RACING)/予選1番手
「(ポールポジションを獲得できて)本当に最高だよ。ルーキーとしてポールポジションを獲得できるなんて信じられないね」
「昨日まで、クルマがオートポリスと同じ状態だったんだ。今シーズンはいい調子できていたんだけど、オートポリスでひとつ問題が発生してしまい、その問題の解決ができないままSUGOに来た。そして、昨日の夜、やっとその問題を解決できたんだ。それで、今朝はこれまでどおりのクルマで走ることができたんだよ」
「僕は予選中にクルマのセッティングを変えるタイプじゃないんだけど、2017年はQ3でクルマのセッティングを変えて結果を出しているドライバーが多かった。それで、今回(予選中のセッティング変更を)やってみたんだけど、変えたのがうまくはまったね」
「同時に、僕のラップも完ぺきだったと感じているよ。すべてがつながって、いいポジションが獲得できたのだと思う」
「明日(の決勝レース)はステップ・バイ・ステップでいきたいと思っている。朝のフリー走行と、スタートが重要だね。とりあえず今日の感覚を味わっておいて、明日は頑張りたい」
■関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/予選2番手
「Q1はトップで手ごたえはあったので、ポールポジションを獲りたかったですね。くやしいです。でも、2番手という順位は悪くないので、(明日の決勝レースは)精いっぱい頑張ります」
「(Q3に2回タイムアタックをしたのは)ヤン(・マーデンボロー)がQ1かQ2の5周目にタイムを出していたんです。それでアタックしてみたんですよ。Q3は重要ですから、1ラップ損をしてでもアタックする価値はあると思ったんです」
「明日は優勝目指して頑張ります。最低限、最終戦の鈴鹿に向けてチャンピオン争いの可能性を残していきたいですね」
■ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)/予選3番手
「まずは(ニック・キャシディに)ポールポジションおめでとうと伝えたい。(予選では)すべてを尽くしたと考えてるよ。僕にとって一番ベストな予選結果(自己最高グリッド)だ。3番グリッドからのスタートも悪くないし、(決勝レースでは)ベストを尽くしたいね」
「Q1はクリアラップがなかなかとれなくて、僕自身、不満だった。Q2から少しずつクルマのセッティングを変えていったよ。昨日の専有走行で使ったタイヤはオールドで、今日ニュータイヤで走ったらマシンの感覚が違っていたからね」
「セッティングを徐々に変えることで結果を出すことができた。Q3では調子がよかったからポールポジションを獲れたとすごく喜んでいたけど、残念ながらニックがそれを上回るすばらしいタイムを出したね」
「今週末にSUGOは始めて走った。シュミレーターで走ったことはあるけれど、実際はまったく違っていたよ。ミスは許されないコースだと感じた」
「(明日の決勝レースに向けては)明日の朝のフリー走行が大事だから、朝から集中していきたい。それからスタートでオーバーテイクされないようにいいスタートをきりたいね。もちろん、理想としてはオートポリスのような結果を出したいと思ってるよ」