鳥羽海渡/ホンダ・チーム・アジア アラゴンGP初日、アティラプワパは26番手
鳥羽は33番手タイム
2017年9月22日(金) Rd.14 アラゴンGP
モーターランド・アラゴン
コンディション:ドライ
気温:16℃
路面:23℃
第14戦アラゴンGPが、スペイン内陸部にあるモーターランド・アラゴンで初日の走行を迎えました。Moto3クラスの金曜日のセッションでは、午前と午後にそれぞれ40分間のフリー走行を実施。Honda Team Asiaのナカリン・アティラプワパは、2分01秒271で初日26番手。チームメートの鳥羽海渡は、2分02秒632で33番手としました。
全長5,078mのモーターランド・アラゴンは、左10、右7、計17個のコーナーで構成されるテクニカルなコースレイアウトが特徴。鳥羽は昨年のMotoGPルーキーズカップでは同地でポール・トゥ・ウインを飾っており、相性のいいコースです。午前のFP1では慎重な走り出しで、32番手タイムを記録しました。一方、アティラプワパは積極的な走り込みでコースの学習を進め、29番手につけました。
午後のFP2は昼前に降った雨の影響により、微妙な路面コンディションになりましたが、セッション終盤には路面状態は改善されていきました。アティラプワパは午前よりもフィーリングを向上させて、0.737秒のタイムアップを達成。鳥羽は、引き続き走り込みに徹して、充実したセッションタイムを過ごしました。
明日のFP3は、現地時間午前9時(日本時間午後4時)にスタートする予定です。
ナカリン・アティラプワパ(26番手/2'01.271/+2.157)
「数日前まで、少し体調がよくなかったのですが、今は喉が少し痛む程度でだいぶよくなりました。なので、FP1は身体を馴染ませることに集中しました。午後は自信を持って走れるようになり、ラップタイムも更新できたのでよかったです。明日は1分59秒台に入れることを目指します」
鳥羽海渡(33番手/2'02.632/+3.518)
「今日のセッションでは走りがうまく噛み合わず、まだ気持ちよく乗れていません。全体的にどのコーナーも突っ込み気味になっているので、明日はもっと立ち上がりを重視するライディングを心がけて、ラップタイムを更新できるようにがんばります」
岡田忠之 チーム監督
「コースサイドで海渡の走りを観察したところ、ブレーキングポイントが深すぎるために旋回しづらくなり、それでコーナー立ち上がりが遅くなってタイムを稼げない、という悪循環に陥っています。立ち上がりを重視する走り方を心がけるようにアドバイスしたので、明日はタイムアップしてくれると思います。ナカリンは自己ベストタイムを更新しましたが、彼もコーナーで突っ込みすぎる傾向があるので、明日はその部分の改善を目指します」