FIA国際自動車連盟は9月21日、フランス・パリで開催されたワールド・モータースポーツ・カウンシル(WMSC)のなかで2018年のWRC世界ラリー選手権の開催スケジュールを承認し、同日発表した。
2017年と同じ年間13戦となった来季のWRC。例年通り1月のモンテカルロでシーズン開幕を迎えスウェーデン、メキシコと転戦していくが、今季は第8戦として行われたポーランドがカレンダーから脱落。代わって2010年を最後にWRCが開催されていないトルコがシリーズへの復帰を果たしている。
南西部のマルマリスを中心にラリーが展開されるトルコは9月13~16日という日程で行われる。このため、1月のモンテカルロから11月のオーストラリアまで、毎月1戦以上のイベントが開催されることとなった。
シーズン終盤ではスペインとイギリス(GB)の開催時期が交換され、来季はイギリスが第11戦、スペインは第12戦として実施される。
「トルコの復帰によって2018年のWRCは、スウェーデンやアルゼンチン、フィンランドのといった伝統と歴史のあるラリーと、新たな要素が魅惑的に融合するシーズンとなる」と語るのはWRCマネージングディレクターのオリバー・シエスラ。
「トルコは自動車販売と製造の面で非常に重要な市場だ。2016年には約100万台という記録的な販売台数が記録され、カレンダーへの復帰理由は魅力的なビジネスの根拠と一致している」
「我々は、参戦するマニュファクチャラーに生産ベースのクルマに焦点を当てた選手権での製品を紹介する機会を提供しているんだ。トルコの復帰が参加メーカーの全会一致で支持されたことを喜ばしい限りだ」
2018年WRC世界ラリー選手権スケジュール(9月21日発表版)
RoundDateEvent11月25~28日モンテカルロ22月15~18日スウェーデン33月8~11日メキシコ44月5~8日フランス54月26~29日アルゼンチン65月17~20日ポルトガル76月7~10日イタリア87月26~29日フィンランド98月16~19日ドイツ109月13~16日トルコ1110月4~7日イギリス1210月25~28日スペイン1311月15~18日オーストラリア