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MotoGP:ケガから復帰し、アラゴンGPのFP出走を決めたロッシ「アラゴンで会おう!」

2017年09月21日 15:52  AUTOSPORT web

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MotoGP:ケガから復帰し、アラゴンGPのFP出走を決めたロッシ「アラゴンで会おう!」
MotoGP第14戦アラゴンGPの開幕前に、モビスター・ヤマハMotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシ、モンスター・ヤマハ・テック3のヨハン・ザルコが意気込みを語った。

■バレンティーノ・ロッシ(MotoGPクラスランキング4位)
 第13戦サンマリノGPの前週にオフロードバイクで走行中に転倒して右足の脛骨と腓骨を骨折したバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。当初は復帰まで1カ月ほどかかるものと見込まれており、アラゴンGPは代役として、SBKライダーのマイケル・ファン・デル・マークが起用されることが発表されていた。

 しかし、ロッシはアラゴンGP参戦に向けて今週、ミサノで市販バイクながらテスト走行を実施。その結果、アラゴンGP参戦を決断した。最終的な判断はアラゴンでのメディカルチェック後となり、仮にメディカルチェックをパスして参戦できたとしても、フリー走行を走ってロッシ自身の判断により、参戦が中止される可能性がある。

 その場合はファン・デル・マークが代役を務めることになる。ロッシはアラゴンでは、2013年、2014年、2015年に3位表彰台に立っている。現時点で、ランキングトップのふたりとの差は42ポイント。チャンピオン争いに止まるためにポイント差を縮めることが目標となる。

「ミサノでYZF-R1に乗ってよいテストをすることができた。初日は数周で雨に降られたが、2日目は20周を回り、答えを見つけることができた。最終的にテスト結果はポジティブでドクターに感謝したいと思う。ルシディ医師と彼のスタッフは、僕が痛みを最小限に抑えてライディングできるように手伝ってくれた」

「テストの終わりには少し痛みを感じたが、今朝、ドクターの下を訪れ、診察を受けて、ポジティブな結果を得ることができた。最終的に僕はアラゴンに向かい、今週末YZR-M1に乗ることを決めた。メディカルチェックで参加が許可されれば、M1に乗ることができるが、いずれにしても大きな挑戦となる」

「フリー走行1回目の後に、参戦するかどうかの最終決断をする。それではアラゴンで会おう!」

■マーベリック・ビニャーレス(MotoGPクラスランキング3位)
 シーズン中盤以降、ランキング3位をキープしているマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。アラゴンはホームレース、Moto3時代の2013年に2位、Moto2時代の2014年に優勝を経験、MotoGPでは1年目に11位、2年目の昨年は予選2番手から決勝4位に入賞している。

「アラゴンGPを迎えることができてとてもハッピー。第2のホームグランプリのようなものだし、ここはYZR-M1でいいパフォーマンスを出すことができるコースだからね。コースレイアウトは僕のお気に入りの一つだし、アラゴンでは速く走ることができる」

「ランキングトップのふたりとは16ポイントの差があり、できるだけ早くそのギャップを埋めないといけない。僕らはできると信じて、プッシュすることが重要だ。ミサノでは大きな一歩を踏み出すことができた。今週末もさらに重要な一歩を踏み出すことができると確信している。集中し続けることがとても重要だ」

■ヨハン・ザルコ(MotoGPクラスランキング6位)
 前戦サンマリノGPでは7番手走行中の最終ラップにガス欠に見舞われ、マシンを押してコントロールラインを越え、1ポイントを獲得したヨハン・ザルコ(ヤマハ)。インディペンデントチーム勢トップ、ルーキートップのランキング6位をキープする。

 アラゴンではMoto2時代の2014年に3位表彰台に立った経験を持ち、優勝経験こそないものの、毎年、シングルフィニッシュを果たして来た。

「いい結果を残すために、モチベーションが高い。トップ5でフィニッシュしたいし、可能なら、表彰台を争いに加わりたい。アラゴンでは速いライダーたちが多いから難しいチャレンジだが、ミサノでの仕事はポジティブだった。チームとふたりは大きく進歩した」

「日曜日は不運だったけど、アラゴンではいいリザルトを獲得してミサノでの不運を一掃したい。チャンピオンシップに向けて、多くのポイントを獲得できるはずだ。フライアウエイの3連戦に向けて、万全の準備を整えたい」