事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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シンガポールGPの週には、またドライバー市場でいくつかの動きがあり、残された空席は本当にごくわずかになってきた。
最近の動きのおさらいをすると、バルテリ・ボッタスはメルセデスとの契約を延長し、セルジオ・ペレスはもう1年フォース・インディアにとどまることが正式に発表された。そして、レッドブルの契約下にあるカルロス・サインツJrは、来季1年限りだがルノーにレンタルされることが決まっている。フェルナンド・アロンソも、まもなくマクラーレンとの新たな契約にサインすることになるだろう。
現時点で空席ありとされるチームは、フェリペ・マッサの後任を探しているウイリアムズ、そして来季のドライバーがひとりも決まっていないザウバーだ。ただ、現在のウイリアムズは、契約のないドライバーなら誰もが加入を目指すほど魅力的なチームではない。
そうした状況のなか、トロロッソの動向がドライバー市場を大きく動かす可能性もないとは言えなくなってきた。秘蔵っ子のピエール・ガスリーをグランプリにデビューさせるにあたって、彼らはこのところ不運続きのダニール・クビアトを放出し、ルーキーにとって頼りになるチームリーダーを雇おうとしているとの噂があるからだ。
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