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プリンスの遺品200点余りがオークションに 『パープル・レイン』手書きメモも

2017年09月20日 16:53  Techinsight Japan

Techinsight Japan

歌手プリンスの遺品オークションに(画像は『RR Auction/The Prince Auction Is Open For Bidding“Early Pre-Purple Rain Era”』のスクリーンショット)
強力な鎮痛剤への依存により、昨年4月21日に57歳という若さで突然この世を去った歌手のプリンス。世界中のファンに強いショックを与えたが、どうやら彼の思い出がたくさん詰まった遺品がオークションにかけられたもようだ。

今は亡き歌手プリンス。彼の愛用した思い出深い品々200点余りが今、オークションサイト『RR Auction』で確認できる。ステージでたびたび履いていた黄色のハイヒール・ブーツも高値で出品されたもようだ。米芸能情報サイト『TMZ』などが伝えたところによれば、今のところ以下のような愛用品に注目が集まっている。カッコの中は落札予想価格だが、日本時間の20日午後3時半現在それを大幅に超えているものもあるようだ。

■86~92年までステージで愛用していた黄色のブーツ(12,000ドル)
■『The Ladder』手書きの歌詞(8,000ドル)
■レース製のクロップトップ・シャツ(3,000ドル)
■自身の『パレード・ツアー』で使用されたタンバリン(1,500ドル)
■アルバム『カミール(Camille)』の先行プレス盤(4,000ドル)
■『リック・ジェームス・ツアー/1980年』で前座を務めたプリンスが下げていた、全エリアへのアクセスが可能なパス(800ドル)

そして何といっても興味が集中しているのは、大ヒット曲『パープル・レイン』に絡めて1984年に制作された同タイトルの自伝的映画から出品された1点。主演のプリンスはサウンドトラックも担当して「第57回アカデミー賞」歌曲・編曲賞、「第27回グラミー賞」最優秀映画・TV作曲賞ほかを受賞していたが、脚本に関しても真剣に取り組んでいたもよう。生前の彼が完璧主義者であったことが偲ばれる手書きの編集メモ9ページが発見され、その落札予想価格は圧巻の12,000ドルである。

ちなみに『リック・ジェームス・ツアー/1980年』の黄色いパスにあるポジション欄に、“ミュージシャン/スター”と署名していたプリンス。「ギタリスト、新人、前座なんていう肩書から早く抜け出し、必ずスターになってみせる」という意気込みが感じられるこの品にも人気が集中するのではないだろうか。なお、このたびの入札は今月27日に終了するという。

画像は『RR Auction/The Prince Auction Is Open For Bidding“Early Pre-Purple Rain Era”』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)