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『プライベート・プラクティス』のケイト・ウォルシュ、脳腫瘍の闘病を告白

2017年09月20日 12:43  Techinsight Japan

Techinsight Japan

女優ケイト・ウォルシュが脳腫瘍の闘病を告白
人気TVドラマシリーズ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』や『プライベート・プラクティス』に“アディソン”役で出演していた女優のケイト・ウォルシュが、このほど意外な病との闘いを告白した。

「2年以上も前になるけれど、お医者様から脳腫瘍と診断されてしまったのよ。」

このほど『コスモポリタン』誌とのインタビューでそう告白した女優のケイト・ウォルシュ(49)。女性にとっての50代突入はエイジングの中でも特に切ない時期と言われるが、辛い治療やリハビリを経て健康な体を再び取り戻した彼女は、来月13日に50歳の誕生日を迎えられることを神に感謝しているそうだ。

「病名は左前頭葉にできた髄膜腫(ずいまくしゅ)。腫瘍のサイズはレモンほどあったらしくて、診断から3日後には手術が行われたの。幸い悪性ではなく、今はすっかり回復に向かっているわ。」

脳腫瘍のなかで最も多いのが髄膜腫で、脳を覆うくも膜の細胞から発生する。90%以上は良性腫瘍で患者は女性が多く、遺伝、放射線被ばく、女性ホルモン影響などが原因と分かるものもあるが、ほとんどの場合は原因不明だそうだ。ケイトはいったいどのように体調の異変に気づき、医師の診察を受けるに至ったのであろうか。

「まずピラティスのインストラクターから『あなた、右肩がかなり下がっているわよ』と指摘されたわ。そのうちに自然とハンドルが曲がってしまうのか、運転中に右の車線に飛びこむようになって。疲れが取れずいつも眠くてコーヒーを5杯も飲むようになったの。」

「目が覚めても意識がぼんやりするようになって、いわゆる更年期障害ってやつかしらと考えた時期もあったけれど、認知症みたいな症状が出てきたわ。思考回路がうまく回らず、言葉が出ないし文章を完結できなくなって。徐々に頭が痛くなってきて、これは脳・神経系の病気だと直感したわ。」

「5cm超の腫瘍ということで脳はかなり腫れてダメージを受けていたらしいの。ドクターたちは私の腫瘍はおそらくは良性だと思うと言ってくれたけれど、病理検査が済むまでは確定しないと言われたわ。でも素晴らしいドクターたちと出会い、手術では“神の手を持つ外科医”が執刀してくれたの。だから私はもう大丈夫。」

笑顔で大丈夫と言えるようになったからこそ、恐ろしい病のことを告白したというケイト。2015年6月に診断を受けてしばらくは仕事から離れていた彼女だが、今はその反動のように仕事のスケジュールをたっぷりと入れているようだ。引き続きどうかお大事にしていただきたいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)