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ウイリアムズF1のシート争いが激化。パーマー父も動く

2017年09月20日 09:22  AUTOSPORT web

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ジョリオン・パーマー(ルノー)とランス・ストロール(ウイリアムズ)
2018年にルノーF1に残留できないことが決定したジョリオン・パーマーだが、その父親であるジョナサン・パーマーは来季に向けてウイリアムズへの移籍のために動いていることを認めた。

 シンガポールGPの週末、ルノーは2018年にカルロス・サインツJr.が加入することを発表、これによりパーマーがシートを失うことが確定した。

 今年、マシントラブルが相次いだこともあるが、パーマーは、予選でも決勝でもチームメイトであるニコ・ヒュルケンベルグに及ばず、13戦にわたってポイントを挙げることができなかった。しかし第14戦シンガポールでF1キャリアにおける最高位の6位でフィニッシュ。これが来季のシート獲得の可能性を後押しすることを期待し、パーマーは前向きな発言をしている。

「この自信を重ねて行けるよう願ってるよ」と彼は言った。

「もちろん僕はF1に残りたいし、他にも選択肢はある。なるようになるさ」


 ジョリオンの父親で英国モータースポーツ界の大御所であるジョナサンは、現在、さまざまなチームと交渉し、息子の才能を売り込んでいる。

 パーマーによって一番望ましいのは、ウイリアムズのシートを確保することであると思われる。ランキングトップ4を占めるメルセデス、フェラーリ、レッドブル、フォース・インディアはすでに2018年のドライバーを決定しているが、現在ランキング5位のウイリアムズは、フェリペ・マッサを残留させるかどうか、まだ確定していないためだ。ただし、その空きシートの候補者は多く、ロバート・クビカ、ポール・ディ・レスタ、マーカス・エリクソンらが名を連ねている。

 しかしパーマーSr.は、もし今後のレースでジョリオンがシンガポールGPの勢いを維持できるなら、人気のシートの最有力候補になれると考えている。

「いくつか良いレースをすれば、ウイリアムズが気に留めるかもしれない」とジョナサンは語った。元F1ドライバーである彼は、1983年にウイリアムズでF1デビューを果たした。

「ウイリアムズはベストな選択をしたいはずだ。そして彼には次の数レースで自分がその選択肢だと示すチャンスがある」

 シンガポールGP前から、パーマーは早ければ次戦マレーシアでサインツと交代させられるといううわさがささやかれているが、真偽は明らかになっていない。