キャリアインデックスは9月19日、「会社にあったら嬉しい制度・イベント」についての調査結果を発表した。調査は、今年5月26日~29日の間、過去3年以内に転職経験がある関東在住の有職者を対象に実施。515人から回答を得た。
1位は「ノー残業デー」で43.1%(複数回答)。長時間働く日と定時退社する日のメリハリをつけたい、という気持ちがうかがえる。
4位には「社内バーカウンター/オフィスキッチン」が入る
2位は「昼寝制度」で32.8%。ヤフーなどオフィスに昼寝ができるスペースを設ける企業は一部にとどまる。適度な睡眠はストレスを軽減して、集中力を高める。自社での導入を期待する人が多い。
3位は「プレミアムフライデー」で30.5%。経団連は、開催日を現行の月末金曜から、月初への変更を検討するなど色々と揺れているが、なんだかんだで期待は大きいようだ。4位以降は、「社内バーカウンター/オフィスキッチン」(14.6%)、「社員旅行」(12.6%)、「フリーアドレス」(10.7%)、「ドレスコード通勤」(10.7%)が続いた。
管理職になりたい人は社内交流が持てるイベントを好む傾向
嬉しいと感じる制度やイベントは、管理職になりたいかどうかで変わってくる。「管理職になりたい」「管理職になりたくない」の両グループとも、1位~3位は「ノー残業デー」、「昼寝制度」、「プレミアムフライデー」であり、回答率は30~40%台で推移している。
だが4位以降に明確な差が出る。「管理職を希望しない」グループでは、4位が「社内バーカウンター/オフィスキッチン」(13.9%)、5位が「社員旅行」(8.4%)となり、5位の段階で回答率が10%を割り込む。6位以降は、「社員旅行」(8.4%)、「フリーアドレス」「納会(飲み会、ゲーム、カラオケなど)」(ともに7.2%)だった。
「管理職になりたい」グループでは、4位が「フリーアドレス」(22.9%)、5位が「社員旅行」(22.0%)、6位が「社内バーカウンター/オフィスキッチン」(17.8%)、7位が「納会(飲み会、ゲーム、カラオケなど)」(16.1%)となっている。個人の席を設けない「フリーアドレス」や、多部署の従業員とのコミュニケーションがとてる「社員旅行」など、社内の人との交流が持てる制度やイベントを好む傾向もあるようだ。