2017年F1シンガポールGP決勝で、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンはスタート直後のアクシデントでリタイアに終わった。
マックス・フェルスタッペン 決勝=リタイア
セブ(ベッテル)より少しいいスタートを切った。たぶん彼はそれを見て、僕をラインから押し出すために左に寄せようとしたんだと思う。でも彼は僕の反対側にキミ(・ライコネン)がいるのを知らなかった。あれはあまり賢い動きだとは思わないな。世界タイトルをかけて戦っているんだから、言い訳はできないよ。
キミはものすごくいいスタートを決めて、あっという間に僕の横に並んだ。僕はレースは長いと思って、無理に防御しようとはしなかった。そしたら彼も僕に幅寄せしてきて、そうなると僕にはもうどうしようもなかった。リヤホイールはフロントよりワイドだからサンドイッチされるようになって、ブレーキを踏んでも避けられなくなった。
自分が何かミスをしたのなら、腹を立てるだろうけど、今日は僕には何もできることはなかった。結局全員がチャンスを逃して、全員が痛みを引き受けた。ミスをした人間がレースを続けられたわけではない。
今週末からポジティブな要素を見つけるとすれば、予選とプラクティスで速かったこと。それから決勝に向けて大きなポテンシャルがあったことだ。この勢いを次のレースに持ち込めると思う。