映画『ブレードランナー 2049』の前日譚となる短編アニメーションの製作が発表された。
『ブレードランナー ブラックアウト 2022』と題された同作は、2019年を舞台にした『ブレードランナー』と、その30年後を舞台にした新作『ブレードランナー 2049』の間を繋ぐ、「空白の30年」のエピソードを描く作品。レプリカントの製造を禁止する法律のきっかけ となった、2022年のアメリカ西海岸での大停電を物語のモチーフに据える。
メガホンを取るのは『カウボーイビバップ』『アニマトリックス』『サムライチャンプルー』などの渡辺信一郎。『ブレードランナー 2049』の製作スタジオであるAlcon Entertainmentからオファーを受け、製作が決定したという。
今回の発表にあわせて『ブレードランナー ブラックアウト 2022』の制作現場を現場を垣間見ることのできる予告編が公開。映像の中で渡辺信一郎監督は「このアニメの仕事をする上で一番影響を受けた作品は『ブレードランナー』になります」と語っているほか、アニメ版の制作にあたり「『ブレードランナー』に最大限のリスペクトを払うこと」「イミテーションにはならいようにすること」に気をつけたと明かしている。
短編アニメ『ブレードランナー ブラックアウト 2022』は9月26日に披露される予定。『ブレードランナー 2049』は10月27日から全国で公開される。