2017年F1シンガポールGPの土曜予選で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルはポールポジションを獲得した。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=1位
昨日は笑えなかったけれど、今日は違う。チームに属しているときには互いを信じることが必要だということを、今回の結果が完璧に証明している。金曜日の僕らはごたついていたが、チームが長時間にわたって作業にあたってくれた。本当に感謝している。皆が夜通し働いて、朝食の時間になるころにやっと寝るような感じだった。一方でファクトリーではシャルル・ルクレールがシミュレーターに乗り込み、他のスタッフがデータを解析するといった具合だった。昨日は競争力が足りず、答えを見失っていたみたいだったんだ。
予選の序盤は自分の仕事をこなすことだけを考えていた。そしてQ3で攻めた。それがうまくいってすごくうれしいよ。
僕らにとっては今日、なんとか調子を上げることが重要だった。いつだって良い一日を過ごしたいと思っているから、調子の悪い日があったら、風向きを変えて良いものにしようと努力する。
昨日は学びがあったので、僕らにとって重要な一日だったと思う。厳しい教訓ではあったもののマシンへの理解を深めることができたし、路面の進化も味方してくれた。いまではマシンが何を必要としているかについて、前よりもはっきりわかっていると思う。学ぶべきことはいつでもあるのだから、昨日が難しい日だったのはいいことだったと思っている。ポールポジションはどんなときも助けになるので今日の結果はうれしいね。けれどもレースは明日だ。何が起きるか見ていこう。