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ポール・ダノが美声を披露!? 『スイス・アーミー・マン』音楽制作の舞台裏捉えたメイキング映像

2017年09月17日 11:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 9月22日に公開される映画『スイス・アーミー・マン』より、音楽制作の舞台裏を捉えたメイキング映像が公開された。


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 監督賞に輝いた第32回サンダンス映画祭をはじめ、数々の映画祭で注目を浴びた本作は、『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフと『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』のポール・ダノが共演するサバイバル・アドベンチャー。無人島で絶望の淵に追い詰められるた青年ハンクが、様々な便利機能を持つ死体メニーと出会い、大切な人がいる故郷に帰ろうと奮闘する模様を描く。


 本作のメガホンを取ったのは、バトルスやフォスター・ザ・ピープルなどの楽曲のミュージックビデオを手がけた、ダニエル・クワンとダニエル・シャイナートの2人組、ダニエルズ。2人がミュージックビデオを監督したことのあるロックバンド、マンチェスター・オーケストラのアンディー・ハルとロバート・マクダウェルが音楽を担当している。


 公開されたメイキング映像では音楽制作の舞台裏が収録されている。シャイナート監督は、「『スイス・アーミー・マン』で音楽は非常に大きな役割を果たしているよ! 全ての歌と打楽器音をスティックとポンポンという音から生み出したんだ」と、“森の中に存在する音”もしくは“身体から発せられる音”という、音楽制作には不十分とされるような限られた材料を使って野外録音を作り上げることに挑戦したことを明かす。


 音楽を担当したハルは「僕たちは楽器を使って音楽を創る方法は知っていた(笑)。でも僕たちの声だけでオーケストラ風の音楽を生み出すという試みに惹きつけられたのさ!」とコメント。映像では、彼らが壁に向かって歌う姿や、ビールの空き箱を頭にかぶり録音する様が収められている。音楽を担当したマンチェスター・オーケストラのふたりについて、シャイナート監督は「素晴らしい人たちで、彼らと一緒に仕事をするのは本当に楽しいよ! ロバートとアンディーがこの映画の楽曲を作ってくれたんだ。彼らが携わってくれて僕らは本当にラッキーだったとしか言いようがないね。彼らの仕事ぶりは実に素晴らしかった!」と、その仕事ぶりを絶賛している。


 さらに、映像ではハンク役のダノが美声を轟かせレコーディングする様子も。シャイナート監督は「僕らがアンディーに脚本を送ったら、文字通りその翌日に彼が1曲作って送ってくれて、結局それが映画に使われたよ! 彼らが作曲を終えた後にダニエルとポールにスタジオに来てもらって、彼らのパートを歌ってもらった。だから映画の中に出てくるこの声は彼らの本物の声なんだ! 早く皆に聞いてほしいよ!」と語っている。(リアルサウンド編集部)