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ナイキがNBA新ジャージを初披露、スマホと連動したタグ搭載でファンと繋がる施策

2017年09月16日 17:23  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

披露された新ジャージ Image by: FASHIONSNAP
「ナイキ(NIKE)」が9月15日、NBAの新ジャージ発表会をロサンゼルス・ハリウッドのソニーピクチャーズスタジオで開催した。全30チームから各チーム1人のプレーヤーが一堂に集結し、デジタルと連動したコネクテッドジャージが披露された。

 ナイキは10月17日に開幕するNBA2017-2018シーズンから全チームの公式ジャージを提供。これまでチームや選手個人とは契約を交わしてしていたが、ジャージがナイキに統一されることは初めてとなる。
 会場には世界各国からメディアや関係者約600人が来場。各チームのマネキン30体が披露され、選手が報道陣の前に姿を現した。ジャージは可動域や肌当たりなどを考慮し、選手からのフィードバックを反映させたデザインで、これまでより30%汗の吸水性が向上し、20%の軽量化に成功。ナイキサーマフレックス素材を採用し、選手の体温を適温に保つウォームアップ時用のウエアも同時に発表された。
 また、商品化されるジャージは仕上がりが異なる2タイプ(オーセンティック/スウィングマン)を用意。どちらにも非接触のNFC(近距離通信)チップが裾口のタグに内蔵されており、専用アプリから読み取ると選手個々の試合での成績やハイライト、選手のミュージックプレイリストの閲覧、商品やチケットの購入ができるなどこれまでにない機能が搭載され、デジタルと連動したジャージに仕上がっている。価格は110ドルから200ドルほどで9月29日にオンラインで発売され、日本では10月18日に発売が予定されている。
 昨シーズンの優勝チーム ゴールデンステート・ウォリアーズでファイナルMVPを獲得したケビン・デュラント(Kevin Durant)は取材に対し、「新ジャージとウォームアップウエアを来たるシーズンで着ることを楽しみにしている。自分が子供の頃にあったらよかったと思う機能で、ファンと繋がることができて嬉しい」と新ジャージの完成を喜んだ。
 イベントにはラッパーのトラヴィス・スコット(Travis Scott)が登場し、会場を盛り上げた。