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折り紙の発想のまな板「Oriboard」で楽しくクッキング

2017年09月16日 17:03  Techable

Techable

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折り紙は日本人の発明であるたとえば、ひとつ数1000円のUSBメモリーを大量に集めて、ジェンガやレゴブロックのような玩具として使う者はいないだろう。しかしかつては、紙が唯一無二の記録媒体だった。だからこそ中国史は歴代王朝に関する記録に事欠かないのだが、日本人は業務用である高級記録媒体を手遊びのために使用した。

その発想は、現代の最先端テクノロジーに大きな影響をもたらしている。
・まな板からザルへ
クラウドファンディングサービス「Kickstarter」に出展された「Oriboard」という製品。これは日本の折り紙文化へのリスペクトが生み出したものだ。

Oriboardはまな板ではあるが、折り目がついている。この通りに本体を曲げれば、二通りの大きさのザルに変形するのだ。

ザルというものは、非常にかさばる。食器棚に入れたはいいが、ザルのせいで余分にスペースを割く羽目になってしまったということは珍しくない。しかしOriboardは、あくまでも「1枚の板」に過ぎない。これならかさばることはないはずだ。

また、Oriboardには小型のおろし金と栓抜きもついている。これひとつで、料理の幅も広がるだろう。
・19ユーロからの配送受付
さて、気になる値段である。9月14日現在、Kickstarterでは1枚19ユーロ(約2500円)から。ただし、日本への出荷はそれに5ユーロ(約660円)が別途加算される。

我々日本人の祖先が編み出した折り紙という伝統技法は、今後も近代テクノロジーに数多くのヒントを与えるはずだ。

Kickstarter