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インディ最終戦:ニューガーデンがライバルを退け初日トップ。琢磨は総合11番手に

2017年09月16日 16:42  AUTOSPORT web

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初日トップに立ったポイントリーダーのジョセフ・ニューガーデン
カリフォルニア州ソノマで開催されているインディカー・シリーズ最終戦。15日に2回のプラクティスが行われ、ポイントリーダーのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が総合トップに立った。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は、総合11番手で初日を終えた。

 5人がチャンピオンを争う最終戦。事前テストから好調のペンスキー勢は、初日2回のプラクティスでも速さを披露する。

 1回目のプラクティスで1分16秒3950でトップタイムを記録したニューガーデンは、2回目のプラクティスでも1分16秒2485とタイムを更新。総合トップを獲得しライバルたちにプレッシャーを与える。

「本当にいいセッションになったと思うよ。ペンスキーのクルマは速いように感じている。テストを多くこなしているし、最近は特にね。先週も木曜日もよかったよ。僕たちはとても近づいているし、いい走りをしている。明日も同じようにしたいね」とニューガーデン。

 総合2番手は昨年のチャンピオン、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)。3番手にエリオ・カストロネベス、4番手にウィル・パワーと続きペンスキー勢が上位を独占する。


 悲願のタイトル獲得に燃えるカストロネベスは「今日は好調だったよ。クルーたちは素晴らしい仕事をして、僕に速いクルマを授けてくれた。スピードを見出したけど、まだまだ改善する余地はあるね。ここソノマでは予選がとても重要になってくるので、明日のプラクティスでいくつか試して、予選に繋がるといいね」とコメント。

 チャンピオン争いでニューガーデンと3ポイント差のランキング2位につけるスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)は、1回目を6番手で終え、2回目もタイムを更新したが、総合7番手となった。


「最後の方はレッドタイヤでかなりラフな走りをしてしまった。もう少しスピードをあげる必要があると思うよ。明日の予選も大事だけど、僕たちは予選9番手から勝ったことがある。なんでも可能だよ。レースでのストラテジーでは多くのことは起こるからね。僕はこの車をよく知っているし、ガナッシのクルーたちは寝る予定はない。僕たちは日曜に5度目のチャンピオンシップを得られるよう挑戦しているよ」とディクソン。

 佐藤琢磨はプラクティス1回目が12番手、2回目はスピードを上げ9番手のタイムを記録し、総合11番手となった。


「クルマはいい感じですし、生産的な一日でした。事前のテストから続いているので、土曜日のように感じていますよ。データを分析して追いつく時間があるのはいいことですね。予選に向けていくつか作業して、改善されるといいですね」と琢磨はコメントした。