スクーデリア・トロロッソは、2017年末でルノーとの契約を打ち切り、2018年からホンダのパワーユニットを搭載することを正式に発表した。チーム代表フランツ・トストはホンダとの提携に大きな期待をかけていると語った。
レッドブル傘下のトロロッソは、今年は兄弟チームのレッドブル・レーシングと同じルノーのパワーユニットを搭載していたが、2018年からホンダとともに戦っていくことが決定、15日に正式発表が行われた。ホンダはマクラーレンとの提携を解消し、トロロッソのみにパワーユニットを供給する。
「ホンダと共にレースができることを、チーム全員がとても楽しみにしている」とトストは語った。トロロッソはホンダとは複数年契約を結んだと明かしている。
「ホンダの創業者、本田宗一郎さんが二輪車で初めてレースの世界に入って以来、レースは常に彼らの企業文化の中心だ。そのホンダと我々が一丸となってチャレンジすれば、大きな成果につながるのは間違いない」
「ホンダのF1活動には、初参戦した1964年から始まる長い歴史があり、エンジンサプライヤーとして5回のドライバーズタイトルと、6回のコンストラクターズタイトルを獲得した。このホンダの伝統と実力をもってすれば、我々の未来は実りあるものになると確信している」
トロロッソ・ホンダ、マクラーレン・ルノー誕生に向けた複雑な交渉のなかで、トロロッソに所属するカルロス・サインツJr.は2018年にルノーに移籍することが決定した。