FIAは、F1シンガポールGPの最初の数コーナーでドライバーたちがトラックリミット違反によりアドバンテージを得ることがないよう、厳しく規制することを決めた。
ターン2からターン3へのアプローチは右に曲がるレイアウトになっており、ターン2のエイペックスで極端にイン側を走ることでドライバーはメリットを得られる。そのため、FIAはそれに対する防止策として、ターン2の後にコーンを設置し、ドライバーがコースを外れた場合には大回りしなければならないようにした。
「ターン2をコースを使って曲がることができなかったり、オレンジの縁石の右側を通ったドライバーは、赤白のポリスチレンブロックの右側を通り、ターン3の外側からコースに合流しなくてはならない」とF1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは通達した。
FIAは、マリーナベイ・サーキットのターン1とターン2の間を含め、数カ所で再舗装を行ったことも発表した。また、ピットレーンの幅が275mm拡張されたことも明らかになっている。