トップへ

笠井崇志のイタリアGTイモララウンドは不運を克服し3位表彰台/7位という結果に

2017年09月14日 20:52  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

アントネッリ・モータースポーツの笠井崇志/カロル・バッズ組ウラカン
9月8~10日、イタリアのイモラでカンピオナート・イタリアーノ・グランツーリスモ(イタリアGT)第5ラウンドが開催され、スーパーGTカップクラスに参戦したアントネッリ・モータースポーツの笠井崇志/カロル・バッズ組は、レース1を3位、レース2を7位で終えた。

 今季もランボルギーニ・ウラカンでイタリアGTのスーパーGTカップに参戦している笠井は、第1ラウンドとなるイモラではまず表彰台を獲得。その後ムジェロで2戦連続の表彰台を獲得するなど、シリーズ終盤戦に向け勢いをつけていた。

 迎えた予選では、まずはレース1の予選でバッズがアタックし2番手を獲得。続くレース2の予選でも笠井に期待がかかるところだったが、不運にもパワーステアリングのトラブルが発生。笠井は踏ん張り10番手につける。

 不運はさらにレース1でも出てしまう。バッズがスタートを担当するが、1周目でタイヤにトラブルが発生し、急遽バッズはピットにマシンを戻すが、5周目にセーフティカーが出動し、バッズはラップダウンになることを免れる。

 これでピンチをチャンスに変えたバッズは、16番手から7番手にポジションを戻し、笠井に交代。笠井もバッズの頑張りに応え、ファイナルラップまでに4番手へ上げると、ヴィンツェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)の101号車をファイナルラップで華麗にオーバーテイク。見事劣勢から3位表彰台を獲得してみせた。

 レース2のスタートは笠井が担当。雨上がりのなか、全車がスリックタイヤを装着する難しい状況だったが、笠井は1周目に9番手に上げると、セーフティカーが自らのスティントで2回入る展開で2ポジションアップでバッズに交代する。バッズも粘りの走りをみせ、最後は7位でチェッカーを受けた。

 イタリアGTの今シーズンは残すは9月のバレルンガ、そして10月のムジェロを残すのみ。現在笠井/バッズ組はランキング7位につけている。