ルノーF1がレッドブル・レーシングに対して現在のパワーユニット契約が終了する2018年末の後、契約を更新しない旨伝えたと報じられている。その場合、レッドブルは2019年からホンダのパワーユニットを搭載することになるかもしれない。
Sportsmailの報道によると、ルノーは、長きにわたるパートナーであるレッドブル・レーシングに対し、2019年以降はパワーユニットの供給を行わない意向であると通知したという。
レッドブル・ルノーは2010年から2013年までダブルタイトルを4年連続で獲得という輝かしい成功を収めた。しかし、2014年に現在のパワーユニットがF1に導入された後、ルノーはメルセデスやフェラーリから大きく遅れをとり、それに不満を持ち、公然と批判するレッドブルとの関係が悪化していった。2015年には両者は袂を分かつ直前までいったものの、レッドブルは代わりのサプライヤーと契約することができず、結局新たに3年契約を結んだ。現在レッドブルはルノーエンジンを“タグホイヤー”ブランドで使用している。
兄弟チームのトロロッソは2018年からホンダにスイッチする見込みであり、レッドブルもパワーユニットを失った場合は2019年からこれに追随してホンダを搭載することになるかもしれない。
2021年の新エンジン規則導入の後には再び状況が変化する可能性がある。最近ポルシェは新規則の内容によってはエンジンサプライヤーとしてF1に参戦することを検討すると述べており、レッドブル・レーシングを買収してワークス参戦という形を取ることも選択肢のひとつであるともささやかれている。
いずれにしてもエンジン契約が不確かになれば、ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンを2019年以降も維持できるかどうかにも影響してくるだろう。
ルノーは、マクラーレンと2018年からのパワーユニット契約に関して合意に達したといわれている。
マクラーレン・ルノー、トロロッソ・ホンダはそれぞれ3年契約であるとみられており、正式発表は15日金曜に行われる可能性が高いと伝えられている。