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堤真一×岡田将生が生死をかけた密室ゲーム 連続ドラマ『名刺ゲーム』

2017年09月14日 20:01  CINRA.NET

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『連続ドラマW 名刺ゲーム』ポスタービジュアル
『連続ドラマW 名刺ゲーム』が12月2日からWOWOWで放送される。

テレビ番組制作の過酷さや権力者の横暴、売れないタレントの末路といった芸能界の「闇」に焦点を当てた鈴木おさむのサスペンス小説『名刺ゲーム』を映像化する同作。首輪をはめられ、娘と共に地下のボイラー室に監禁された人気クイズ番組のプロデューサー・神田が、自分もらった名刺を持ち主に「正しく返す」ことがルールの「名刺ゲーム」に挑むことになる、というあらすじだ。

名刺の持ち主を間違えると娘の首が爆破されるというタイムリミット2時間のゲームに挑む主人公の神田役を演じるのは堤真一。神田は家庭を顧みずに仕事に忙殺されながらプロデューサーまで登りつめるが、名刺ゲームによって数々の不品行や人間性が暴かれていく、というキャラクターだ。神田を監禁してゲームを仕掛ける謎の男X役を岡田将生、神田の娘・美奈役を大友花恋が演じる。

さらに名刺ゲームの参加者となる大木真琴役に河井青葉、松永累役に落合モトキ、山本司役に夏菜がキャスティング。また神田のクイズ番組に出演するグラビアアイドル・大原マイカ役を柳ゆり菜、番組ディレクターの片山章二役を田口トモロヲが演じる。

堤真一は脚本を読んだ感想について「僕たちは仕事している時にたくさんの名刺をいただきますが、全部は覚えられていない。どんなに記憶をたどっても思い出せそうにない『名刺』というものが生死をかけるゲームの題材となることは、ものすごく恐ろしいなと思いました」とコメント。共演の岡田将生については「久しぶりの共演ですが、彼は真面目な人なので、本番ではしっかり演じて、休憩の時は一緒に遊びたいと思います。何時飲みに行こうとかと今から楽しみです(笑)」と語っている。

一方の岡田将生は「謎の男Xは最初、徹底的な『悪』として描かれますが、少しずつ変化していく役です。とても魅力的で演じがいのある役柄だと思うので、全力で挑みたいと思います」と意気込みを語っているほか、「主演の堤真一さんとは、プライベートの関係性と立場が逆転しますので、堤さんのみじめな顔をどんどん引き出せるように芝居をしていきたいです」と明かしている。

■堤真一のコメント
脚本を読んで感じたことは、僕たちは仕事している時にたくさんの名刺をいただきますが、全部は覚えられていない。どんなに記憶をたどっても思い出せそうにない「名刺」というものが生死をかけるゲームの題材となることは、ものすごく恐ろしいなと思いました。
今回演じるTV番組の敏腕プロデューサー神田という役は、マスコミ業界で生きていくという競争の中で、どういう風に人間は変化してしまうのかという過程が描かれた人物です。普通であれば非情で嫌な人間として描かれる役だと思いますが、ある意味すごく人間らしい人であると感じています。人間は場面毎に役割があって、ある場面では良い人として努力していたりするけれど、ある場面では人が傷つくような態度をとってしまったりする。状況によって神田という人間が大きく変わってしまう姿をしっかり演じていきたいと思います。
岡田将生さんとは久しぶりの共演ですが、彼は真面目な人なので、本番ではしっかり演じて、休憩の時は一緒に遊びたいと思います。何時飲みに行こうとかと今から楽しみです(笑)。
初タッグとなる原作の鈴木おさむさんは、マルチな才能を持たれている方だと思っています。鈴木さんだからこそ書ける物作りに対する、ある警鐘もこのドラマで描かれています。
まさか、ご一緒できると思っていなかったのでとても嬉しいです。
「名刺ゲーム」は、人間が追及の仕方を間違えた時の怖さとそれを笑ってしまう部分も描かれます。“人間の怖さ”と、最後に何が大切かを見つけられる驚きの結末を楽しみにしてください。

■岡田将生のコメント
脚本を読んで、最後の最後まで良い意味で裏切られました。「あ、なるほど。そういうことだったのか」という驚きの連続でした。僕自身がテレビ業界を知っているから、より感じるのかもしれませんが、僕が演じる謎の男Xのような人間は結構いるのかもしれないと思います。
謎の男Xは最初、徹底的な「悪」として描かれますが、少しずつ変化していく役です。
とても魅力的で演じがいのある役柄だと思うので、全力で挑みたいと思います。
主演の堤真一さんとは、プライベートの関係性と立場が逆転しますので、堤さんのみじめな顔をどんどん引き出せるように芝居をしていきたいです。堤さんは、いつもどーんと真ん中で立ってくださる方なので、胸を借りる気持ちで徹底的にやりたいなと思います。
鈴木おさむさんとは初めての仕事になります。テレビを見ていて面白いと思う番組には、かならず鈴木さんが関わられていることが多いです。「名刺ゲーム」は鈴木さんがテレビ業界の裏側を題材として作品を書かれたということで、とてもリアリティを感じました。堤さんが演じる神田役はじめキャラクターがクレイジーな人ばかりですし、エンターテイメントとして面白い作品になると思いますので僕自身も楽しみにしています。

■鈴木おさむのコメント
この名刺ゲームが映像化されることは絶対にないだろうと思っていました。
テレビをずっと作ってきた僕が、ある意味、テレビを作る人たちの膿みの部分を晒しているところもあるからです。
だけど、今回、この最高のキャストとスタッフで「名刺ゲーム」を最高のエンターテイメントドラマでお届けできることは本当に感謝しています。
仕事ができる人ほど時に人を深く傷つけることもあります。
自分の正義は他の人にとっては悪だったり不幸だったりする。
この物語は一見、ファンタジーなパッケージに包まれていますが、そこから滲み出てくる人間物語は、皆さんの近くにもあるかもしれない物語。
この冬、あなたもこのゲームに参加して、汗をかいていただきたい。