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WRC:ヒュンダイ、若手育成プログラムの選抜テスト実施。“神童”カリ・ロバンペラも参加

2017年09月14日 19:02  AUTOSPORT web

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選抜テストは面接がメインの一次試験と、走行テストがメインの二次試験に分けて行われた
WRC世界ラリー選手権に参戦しているヒュンダイ・モータースポーツは9月14日、将来有望な若手ラリードライバーを育成する『ヒュンダイ・モータースポーツ・ドライバー・デベロップメント・プログラム(HMDP)』のオーディションを行ったことを明らかにした。

 HMDPは、未来のWRCを担う若手ドライバーの発掘を目的としたプログラムで、招集したドライバーから最終的に1名を選抜し、2018年にWRC2クラスで走らせる新型ヒュンダイi20 R5のステアリングを託すもの。

 同プログラムには、ヨーロッパ各地から25歳以下の若手ドライバー15名が参加。まずはドイツ・アルツェナウにあるヒュンダイの拠点に招かれ、コミュニケーション能力や技術面への知識を図る面接テストに臨んだ。

 この一次試験を通過したのは8名の若手ドライバー。このなかにはWRCで活躍したハリ・ロバンペラの息子で“神童”とも呼ばれるカリ・ロバンペラも含まれる。

 二次試験はフランス・マザメでの3日間に及ぶ走行テスト。8名のドライバーがふだんコンビを組むコドライバーとともに新型i20 R5のステアリングを握り、滑りやすいグラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)での走行に臨んだ。

 ここではドライビングのスキルやパフォーマンスだけでなく、マシンセッティングを変更する際のやり取りなど、エンジニアとのコミュニケーションなども審査の対象となったという。

 ヒュンダイ・モータースポーツのチームマネージャーを務めるアラン・ペナスは「3日間に及ぶテストで、8名のドライバーたちは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」とテストを振り返る。

「我々がふだん(WRCで)行っている走行テストと同じ状況で、彼らが自分たちのスキルを発揮する姿を見る機会になった。彼らに与えることができた時間は長くはなかったが、好印象を得ることができたよ」

「どのドライバーも、2018年のWRC2クラスでチームを代表するに足る人物たちだった」

 最終的にどのドライバーがHMDPに加わるかは近日中に発表されるという。