エン・ジャパンは9月12日、「女性の仕事の効率化」についての調査結果を発表した。調査は、今年7月25日~8月28日の間、同社が運営する女性向け求人サイト「エンウィメンズパーク」のユーザーを対象に実施。398人から回答を得た。
「優先度の高い仕事からやる。放置しても結局やることに変わりない」
「今の仕事(離職中の人は前職)は効率的に働けているか」を聞くと、「はい」が52%、「いいえ」が48%でほぼ同数だった。効率的に働けている人とそうでない人で二極化しているようだ。
「仕事の効率化につながると思うことは何か」を聞くと、「優先順位をつける」が71%で最も多かった。回答者からは、
「優先度の高いものから行うようにする。放置して他のことをしても、結局やらなければいけないことに変わりない」
「月単位、週単位、日々の業務を分析し、優先順位をつける」
など、「仕事に優先度をつける」という意見が寄せられている。
2位は「情報共有」(67%)、3位は「コミュニケーションの活性化」(57%)だった。回答者からはそれぞれ、「仕事の"見える化"を意識すれば欠員が出てもカバーでき、予定通りに仕事を終えられる」「周りの状況を頭に入れながら仕事を進めると、周りへの気遣いができ、協力も得られやすくなるので効率化が図れる」というコメントが寄せられた。
「仕事中の集中力を高めるためにやっていること」を聞くと、「コーヒーや紅茶を飲む」が48%で最も多く、「適宜休憩をとる」(39%)、「トイレに行く」(36%)が続いた。
過半数の女性が「仕事にメリハリをつけたい」
「仕事の集中力が一番高まる時間帯」を聞くと、「9時~12時」が65%で最多。次が「15時~18時」で17%だった。集中力が高まる時間帯には、「表の集計や数値の入力など正確さが求められる業務」「大量のデータを扱う業務や分析・データ処理」などを行う人が多いようだ。ただ、「9時~12時」に関しては「集中力が一番落ちる時間帯」の質問でも56%でトップだった。
「仕事の集中力を高めて効率化を図り、実現したいこと」を聞くと、「仕事にメリハリをつけたい」が55%で最も多かった。「自己研鑽・スキルアップをしたい」(44%)、「残業時間を減らしたい」(34%)が続いた。