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back number『8年越しの花嫁』主題歌を書き下ろし 土屋太鳳「この歌の中には愛情の正体がある」

2017年09月14日 04:02  リアルサウンド

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 佐藤健と土屋太鳳がW主演を務める映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の主題歌が、back numberの楽曲「瞬き」に決定。あわせて、予告映像が公開された。


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 本作は、岡山県に住むカップルの実話を基に、『64 ロクヨン』の瀬々敬久監督が映画化したヒューマンラブストーリー。原因不明の病で意識不明になってしまった花嫁・麻衣と、いつ目覚めるかわからない彼女を待ち続けた新郎・尚志が、結婚を約束してから8年後に起こした奇跡を描く。


 苦悩しながらも彼女を想い続ける新郎・尚志役を佐藤、病と闘う麻衣役を土屋がそれぞれ演じる。


 このたび公開された予告映像には、back numberが書き下ろした本作の主題歌「瞬き」の一部を収録。恋人の回復を祈り支え続ける尚志と、突然の病に襲われながらも懸命に立ち向かう麻衣の姿が収められている。


 早い段階から、back numberに主題歌を依頼していたという製作側は、その起用理由について、「人気と実力を兼ね備え、数々のドラマや映画の主題歌を担い、作品の魅力を凝縮させ、かつ増大させるパワーを持っている」という意見が一致したためだと明かしている。また、楽曲 「瞬き」を聴いて、「分かりやすい言葉なのに、深く突き刺さる歌詞の表現力に特に期待していたが、完成した楽曲は我々の想像を超える力強さと、物語を包み込むものとなり、あまりの完成度の高さに皆が惚れ込み、早く多くの人に映画と一緒に楽しんでもらいたい」とコメント。


 なお、全国公開に先駆けて、12月9日より岡山県にて先行上映されることが決定。さらに、本日より公式サイトにて、土屋ナレーションの特別映像(本作のモデルとなった中原夫妻のドキュメンタリー映像)が公開されている。


■コメント一覧
・清水依与吏(back number)
奇跡、運命、と聞くとひとまず、やたらキラキラしていて触れない位美しいものをイメージしてしまいますが、本当はもっと泥くさくて汗くさくて実はもっとそばにあるものなのかもしれないなと思いました。なので楽曲としても、なるべく体温を感じる音と血の流れを感じる言葉で構築された力強いものになるよう心掛けました。


・佐藤健
8年間も待てるなんて凄い凄いと人は言うけど、もちろん凄いのですが、8年間世界で一番大切な人の側にいれた尚志さんは幸せだったんじゃないかと思います。だってこの曲、どこからどう聴いても尚志さんの歌じゃないですか。back numberの皆様には感謝しかありません。本当に有難うございます。
映画を観た後、そんな目線でこの曲を聴いてみてください。


・土屋太鳳
私は人としても女性としても、そしてもちろん女優としても本当に未熟者だと思うけれど、この歌に出会って、聴いて、歌詞を読んだあの朝の瞬間、この歌の中には愛情の正体があるんだって分かりました。ここから先の地球が巡る時間の中で、自分の命をあがきながら生きる人の、そして大切な誰かを守りたい全ての人の支えになる真実の歌だと思います。私自身ここから先の人生を、この歌が指し示してくれる何かを忘れることなくあたためながら見つめながら、見つけながら生きていこうと思いますし、大切な人がいる方は大切な人と一緒に、大切な人を探している方は御自分のために、一人でも多くの人にこの歌を聴いてほしいと、心から願います。


・瀬々敬久監督
back numberは地方に住む若い人たちのジリジリとした感性を描くのが得意なバンドだと思ってきた。大好きな楽曲の一つに「スーパースターになったら」というのがある。
<スーパースターになったら/迎えに行くよきっと/僕を待ってなんていなくたって/迷惑だと言われても/スーパースターになって/男らしくなった新しい僕で/迎えに行くから>
映画『8年越しの花嫁』につけてくれた「瞬き」も、この感じにすごく近いと思った。麻衣を待ち続けた尚志は、地方に住む普通の無名の人で、彼はスーパースターでは決してないのだけど、だからこそ、麻衣を待ち続けたという一点だけで、彼はすでにスーパースターなのだ。無名の普通の人こそ、スーパースター。そういう思いがビンビン伝わってきて「瞬き」はまた大好きな楽曲の一つになった。
back numberの皆さん、ありがとうございました!


※古舘寛治の「舘」は、外字の舘(※舎官)。


(リアルサウンド編集部)