スズキは9月13日、ドイツで開催されているフランクフルトモーターショーの会場で、世界的に愛されるコンパクトスポーツであるスズキ・スイフトスポーツを発表した。9月20日から発売される。
スズキ・スイフトスポーツは、2005年にスイフトのスポーツバージョンとして登場。モータースポーツ界でもJWRCをはじめラリー等のスピード競技用のベース車両として活用されているなど、手軽に楽しめるコンパクトスポーツとして高い人気を誇っている。
今回のスイフトスポーツは、2016年12月に発表された新型スイフトをベースに、日常での使いやすさを確保しながら、より高性能なホットハッチバックへと進化されているという。圧倒的な動力性能とハンドリング性能による走行性能の追求など、スポーツ性を高めながら、スズキ初の車線逸脱抑制機能をはじめ、先進安全技術を搭載した。
パワートレインでは、低回転から高トルクを発揮する1.4リッター直噴ターボのK14C型ブースタージェット・エンジンを搭載。点火制御と過給圧制御をチューニングし、アクセル操作に高い反応を示すほか、鋭い加速を実現。また、エキゾーストもサウンドのチューニングにこだわり、吸気系、冷却系、懸架系を専用設計。走行性能の向上に加えスポーツを体感できる演出にこだわったとしている。
ボディはスズキの新プラットフォーム『HEARTECT(ハーテクト)』や軽量衝撃吸収ボディー『TECT(テクト)』を採用。なお、新型スイフトに対してトレッドを拡幅し直進安定性、旋回性能を向上させた結果、日本国内仕様のスイフトスポーツとして初の3ナンバーサイズのボディになっているという。
サスペンションはモンローのフロントストラット、リヤショックアブソーバーを採用したほか、ブレーキ性能もスイフトから強化。シャシーもロール剛性の最適化など、高い性能が実現されている。
もちろんスポーツ性能だけでなく、衝突被害軽減システム『デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)』をはじめ、車線逸脱抑制機能、誤発進抑制機能(6MT車を除く)、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト機能を搭載。現代のスポーツカーらしい先進安全装備が装着された。
内装もスイフトスポーツ専用装備などが装着されているが、価格は6MT車で183万6000円、そして6AT車で190万6200円と、200万円を切る価格が設定されているのは嬉しいところだ。発売は9月20日からとなる。