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ホンダ、次世代スモールカー『アーバンEVコンセプト』世界初披露。2019年欧州で発売

2017年09月13日 11:22  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ホンダ・アーバンEVコンセプト
2017年9月13日
プレスリリース
2017年フランクフルトモーターショーで「Honda Urban EV Concept」を世界初公開
 Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッド(本社:バークシャー州ブラックネル 社長:井上勝史)は、現地時間2017年9月12日に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。

 Hondaは、2017年フランクフルトモーターショー(プレスデー:9月12日~13日、一般公開日:9月14日~24日)において「Honda Urban EV Concept(アーバン イーブイ コンセプト)」を世界初公開しました。

 新開発のEV専用プラットフォームを採用するHonda Urban EV Conceptは、将来の量産EVモデルの技術とデザインの方向性を示すコンセプトモデルです。Hondaはこのモデルをベースにした量産EVを2019年に欧州にて発売します。

 また、今後欧州で発売される全ての新型モデルにハイブリッドを含めた電動化技術を搭載することを併せて発表しました。

 Honda Urban EV Conceptのエクステリアは、Hondaのスモールカーが作り上げてきた“キビキビした走りの楽しさ”と“愛着を感じる親しみやすさ”をシンプルに、アイコニックに表現しました。
 
 ロー・アンド・ワイドのシンプルで洗練されたたたずまいと、欧州仕様の「ジャズ(日本名フィット)」よりも全長が100mm短い、都市の移動に最適なコンパクトサイズとしています。

 また車両のフロント部分には充電状況やドライブへの助言、挨拶などを多言語で表示できるディスプレイが設置されています。

 インテリアは、リビングルームのような心地良い空間と大型ディスプレイの採用に加え、AI技術を用いたHonda Automated Network Assistantで“人とクルマとの新しい関係性”を提案しています。
 
 スリムなAピラーとワイドな前面ガラスにより、遮るものを最小限に抑え圧倒的な開放感を実現、フロントドアにはリアヒンジ式のコーチドアを採用しています。
 
 木目調のフローティングコンソールを持つダッシュボードは、コンソール裏から左右ドアにまで伸びたスクリーンに囲まれ、両サイドのスクリーンはサイドミラーの機能として車両外部に取り付けられたカメラの映像を映し出します。
 
 ダッシュボード上のスクリーンには航続可能距離を始めとした走行情報のほか、Honda Automated Network Assistantによるパーソナルコンシェルジュ機能により、ドライバーのライフスタイルや過去の行先、嗜好を学習して状況に応じた提案をするほか、ドライバーの表情や声の調子からストレス状況を判断して安全運転のサポートを行うなど、ドライバーとモビリティーの自然なコミュニケーションを実現しています。

 さらにHondaは、効率的なエネルギーマネジメント実現する「Honda Power Manager Concept(パワーマネージャーコンセプト)」を同時に発表しました。
 
 Honda Power Manager Conceptはモビリティーと暮らしをつなぐパワーコンディショナーで、太陽光などの再生可能エネルギーや燃料電池車によって発電した電気と系統電力をやり取りして、家庭・EV向けに必要に応じた充放電を行います。
 
 Hondaはフランス政府が主導するSMILE(SMart Ideas to Link Energies)プロジェクト※に参加し、フランス西部で2020年までに展開される実証実験にPower Managerを提供します。

※IoT技術の活用や再生可能エネルギーの効率的な利用などを促進する、国家プロジェクト