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久米宏ら『ブルーム・オブ・イエスタディ』に絶賛コメント 漫画家・森もり子のイラストも

2017年09月13日 10:22  リアルサウンド

リアルサウンド

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 クリス・クラウス監督作『ブルーム・オブ・イエスタディ』に、著名人がコメントとイラストを寄せた。


参考:東京国際映画祭グランプリ作品『ブルーム・オブ・イエスタディ』公開決定


 本作は、“昨日咲いた花(ブルーム・オブ・イエスタディ)が、きっと明日を輝かせてくれる”をテーマにしたヒューマンドラマ。ナチスの戦犯を祖父に持ち、ホロコーストの研究に人生を捧げるトトと、ナチスの犠牲者となった祖母を持ち、ホロコーストの研究に青春を捧げるザジが、自分たちのルーツを探す旅を通して、人生を再発見する模様を描く。


 人生につまずきっぱなしの男・トトを『パーソナル・ショッパー』のラース・アイディンガー、ヒロイン・ザジを『午後8時の訪問者』のアデル・エネルがそれぞれ演じる。


 このたび本作にコメントとイラストを寄せたのは、累計19万ダウンロード超のLINEスタンプを手がけた、漫画家・イラストレーターの森もり子。さらに、アナウンサーの久米宏、ニュースキャスターの辛坊治郎、俳優の石丸謙二郎、作家の町田康、タレントの大久保佳代子、歌手の加藤登紀子、俳優の草刈正雄らもコメントを寄せている。


■著名人コメント一覧
・森もり子(漫画家・イラストレーター)
痛ましい過去を共有する二人の、痛々しい愛の物語。
痛みを伴う映画だ。でも、ユーモアがあって、確かな希望がある。


・久米宏(アナウンサー)
女は、それはメルセデスベンツだったと言い、
男は、正確にはメルセデスではなかったと言う。
ふたりは、それでも恋に堕ちていく、 歴史を深く背負いながら。
古い映画で恐縮だが、映画『草原の輝き』『シェルブールの雨傘』を見終わった時と、同じような心の震えを感じた。


・石丸謙二郎(俳優)
自分達に纏わり付く重苦しい歴史に振り回されっぱなしの二人。
不恰好な彼等の姿は悲しくもあり可笑しくもあり…そして、力強い。


・辛坊治郎(ニュースキャスター)
重いテーマをこれだけ軽やかに、コミカルに描くなんて凄い!
文句なしの面白さです。エンドロールの最後まで見逃せません。


・加藤登紀子(歌手)
トトとザジと同じように、本当は私たちにもあの悲しい戦争の歴史が刻み込まれているはず。
忘れることを許さず、必死に向き合う二人に、心を重ねたい、と思いました。


・町田康(作家)
お互いのなかにある、どうしてもほどけない固い結び目。それをほどこうとする、ふるえてたどたどしい手つきこそが、人の愛であり男女の愛であることを知りました。


・大久保佳代子(タレント)
ナチス映画と思いきや、軽く肩すかし。
悲惨な過去に囚われている男女の不器用にならざるを得ないラブストーリーが切なすぎる。


・武田砂鉄(ライター)
愛憎と愛憎がブツかり、憎しみと愛情が生まれ続ける。
一体どうすれば、愛情だけを取り残すことができるのだろう。


・草刈正雄(俳優)
ナチス映画と思って見ていたら、何とスパイスの散りばめられた「ラブコメ!」
まるでジェットコースターに乗っているかの様な映画!


(リアルサウンド編集部)