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ジャガー、電動シリーズ『Iペース eトロフィー』発表。2018年末からフォーミュラE併催

2017年09月12日 20:22  AUTOSPORT web

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ジャガーは2018/19年のフォーミュラE第5シーズンから『ジャガーI-PACE eトロフィー』を併催する
ジャガーは9月12日、フォーミュラEの第5シーズンにあたる2018/19年から、サポートレースとしてジャガーI-PACEによるワンメイクレース、『ジャガーI-PACE eトロフィー』を開催すると発表した。

 ジャガーI-PACE eトロフィーは、同社が2018年下期に発売を予定している電気自動車のI-PACEをベースとした電動レーシングカーで争われるシリーズ。同社は、これを「初めての市販電気自動車によるレースカテゴリー」と位置づける。

 今回発表された構想では、第5シーズンで行われるフォーミュラEのうち数戦で併催され、年10戦を予定。コースレイアウトや参戦ドライバーもフォーミュラEと同様になるという。最大参戦台数は20台の予定だ。

 レースフォーマットはフリープラクティスと予選、30分の決勝レースが想定されている。

 フォーミュラEのアレハンドロ・アガグCEOは「ジャガーがフォーミュラEに新たな電気自動車レースを提唱したことを歓迎したい」とコメントしている。

「ジャガーをパナソニック・ジャガーレーシングとしてフォーミュラEのグリッドに迎えているだけでなく、第5シーズンから新しいレースが加わることになる」

「ジャガーI-PACE eトロフィーによって、ファンは(フォーミュラEの)セッションの合間にもレースを楽しむことができる。バッテリー技術の進歩という点でも追い風になる」

「ジャガーが私のためにレーシングスーツとヘルメットを用意し、マシンをドライブさせてくれることを願っているよ!」

 ジャガー・レーシングのチェアマンを務めるゲルト・モーゼルは「ジャガーは2016年に“革新を起こすレース”をミッションにモータースポーツに復帰した」と語る。

「ジャガーI-PACE eトロフィーをスタートさせることは、電気自動車や国際的なモータースポーツ、フォーミュラEへのコミットメントを強化することの表れだ」

「また、イギリスに拠点を置くチームとして、市販電気自動車で争う選手権を立ち上げることを誇りに思う」

「2018年後半にジャガーI-PACEベースのレーシングカーがグリッドを埋め尽くす姿を見るのが待ち遠しい」

 なお、電気自動車で争われるレースとしては、テスラ・モデルS P100Dをベースとしたマシンで争われる電気自動車GT選手権『エレクトリックGTチャンピオンシップ』が、2017年11月下旬にも開幕を迎える予定だ。