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A級ライセンス持つ福田彩乃も驚き 空気のいらない「エアレスタイヤ」 乗り心地に課題も

2017年09月12日 19:03  Techinsight Japan

Techinsight Japan

エアレスタイヤと対面した福田彩乃
国内A級ライセンスを所持し、車やドライブが好きなものまねタレントの福田彩乃が、まったく新しいタイプのタイヤを装着した車に試乗した。このタイヤは、なんと空気のいらない「エアレスタイヤ」。従来のものとはまったく異なるこの革命的なタイヤに、運転に慣れている福田も驚きを隠せなかったようだ。

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TOYO TIRESのエアレスタイヤ『NOAIR(ノアイア)』は、これまでの「タイヤは空気を入れるもの」という概念を根本から覆した斬新な発想から生まれたタイヤだ。空気を入れないため、空気圧調整は不要で、パンクもしない。そのためスペアタイヤが不要となり、車両の軽量化や車体設計にスペースを生むことも可能となる。

しかし、通常のタイヤは、タイヤ内部を空気で満たし、その空気圧によって「重さを支える」「力を路面に伝える」「衝撃を和らげる」「方向を転換する」を実現している。空気を使用せずに、これらは実現できるのか。


それを探るべく、このタイヤを搭載した小型電気自動車を運転することになった福田彩乃。実際にタイヤを目の当たりにすると「今までのタイヤと全然違って、よく見ると穴が開いているんですよ」と驚いた。司会者から「タイヤなのに空気が入っていないんです」と言われると、福田は得意のYOUのものまねで「何それ、意味分かんない」と返してみせた。


そして、しばし試乗してから車を降りた福田は「正直、乗り心地というのは硬さを感じました。走っていると若干カタカタカタという音がした」とまず率直な感想を述べた。続けて「びっくりしたのが、急ブレーキの吸収力というか、縦Gがかかっても嫌な感じがしなかった。右、左とカーブしていくときの横Gのときも、ちゃんとバランスとって吸収してくれるのがすごい」と国内A級ライセンスを持つドライバー目線で驚いていた。それを受けて、開発に携わった東洋ゴム工業株式会社の柏原直人さんは「乗り心地と音は我々もまだ課題だと思っていまして、改善していくつもりです」と回答した。柏原さんによると、樹脂製のスポークとリングが従来のタイヤの空気の役割を果たしているのだという。


タイヤの歴史を塗り替える未来のタイヤ「エアレスタイヤ」を体験した後、未来の車について福田は「スマートフォンのケースみたいに着せ替えがパッパッとできたら。身近に感じられるような車が増えるといいな」と希望し、「『トランスフォーマー』が大好きなので、走っている途中でガシャガシャと形が変わる車が出て欲しい」と夢見ていた。それでも自分の未来については、ローラのものまねで「んー、分かんない!」とはぐらかしてから、「今日もタイヤのことをいっちょ前に言わせていただいたんですけど、私まだ車を持っていないので、車を買いたいと思います」と現実的な目標を掲げて締めくくった。



(TechinsightJapan編集部 関原りあん)