9月9日、フェラーリの創業70周年を祝うセレモニーイベント“Leggenda e Passione”がイタリアのフィオラーノ・サーキットで開催され、イベント内で行われたカーオークションに出品された『ラ・フェラーリ アペルタ』が、830万ユーロ(約10億7700万円)で落札された。
自動車オークションの大手、RMサザビーズが主催したオークションには約10億2500万円の値がついた『フェラーリ・カルフォルニア250 GT SWB』や、約6億円で落札された『フェラーリ250 GT カブリオレ・シリーズI』など、希少なフェラーリモデルが数多く出品された。
そんな貴重なラインアップのなかの一台として出品された『ラ・フェラーリ アペルタ』は、209台限定モデルの“210台目”として追加生産された特別モデル。
鮮やかなメタリック・ロッソ・フォーコが彩られたオープンボディにはメタリック・ビアンコ・イタリアのダブル・レーシングストライプが施された。
この210台目の限定デザインモデルは、9日に開催されたオークションにおいて、約10億7700万円という記録的高値を記録。この取引価格は21世紀に製造された車両のオークション最高額を塗り替えるものだという。
フェラーリは今回のオークションによる収益金を、世界120カ国以上で活動する国際機関『セーブ・ザ・チルドレン』に寄付することを発表しており、寄付金はアジア、アフリカ地域の恵まれない子どもたちの教育プロジェクトに当てられる予定だ。