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20代社会人、恋人・家・車より「休養が欲しい」 休みが「全くとれていない」も13%にのぼる

2017年09月11日 17:51  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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日本リカバリー協会は9月8日、社会人の疲労・休養の実態調査の結果を発表した。調査は8月21~23日に実施、20~60代の働く男女1000人から回答を得た。

1日の中で足りないと感じる時間を聞くと、最も多かったのが「休養・睡眠をとる時間」で59.7%。この項目はどの年代でも1位で、特に40代(68.5%)、20代(62.0%)にそう感じている人が多い。

次いで、「趣味・遊びの時間」(50.1%)、「運動をする時間」(37.9%)、「家族団らんの時間」(14.1%)と続く。一方「仕事」(8.5%)や「家事をする時間」(8.6%)は1桁台にとどまった。

休息「時々とれている」が増加も、過半数が「とれていない」

日々の生活の中で十分に休息がとれているかを聞くと、「全くとれていない」(9.2%)、「ほとんどとれていない」(12.0%)、「とれているとは言えない」(32.1%)の合計が53.3%となった。過半数の人は満足に休めていないようだ。20代、30代では「全くとれていない」がどちらも13.0%となっている。

一方で「十分とれている」は全体で11.2%に留まり、2016年実施の前回調査より3.7ポイント減となっている。しかし「時々取れている」(35.5%)は14.6ポイント増えており、休養への意識改善が見て取れる結果ともいえそうだ。

また「今欲しいもの」を聞くと、「お金」(87.2%)、「時間」(55.2%)に次いで「休養」(53.0%)が3位にランクインしている。以降「趣味に使うもの」(17.9%)、「パートナー」(12.8%)、「家」(9.2%)、「車」(8.6%)と続く。恋人や家、車より「休養」を求めている人が多いようだ。

年代別に見ると、「休み」は60代が前回比21.3ポイント増で52.3%、40代は12.2ポイント増で55.2%となっている。また20代は「休み」が54.7%なのに対し、「パートナー」16.9%で前回比11.3%減、「家」が8.0%で3.5%減、「車」が7.0%で3.0%減と軒並み数字を下げている。「若者の〇〇離れ」は「休養」が足りていないから、とも考えらえそうだ。

休養をとるために行っていること「特になし」が4割以上

実際に1日の中でどれくらい休養に時間をかけているかを聞くと、1位は「0分」で34.8%。次いで「1~10分」(28.4%)、「11~30分」(21.8%)と中々休む時間が取れていないことが分かった。

休養を取るために毎日欠かさず行っていることを聞くと、最も多かったのは「特になし」で42.8%。能動的に休養をとる習慣がない人が多いようだ。実際に何か行っているという人は「湯船につかる」(22.3%)、「ストレッチをする」(21.6%)などリラックス系も多いが、「栄養ドリンクを飲む」(10.5%)という人もいるようだ。