フェラーリ205 GTOやオースチン・ヒーレー100-6、アストンマーチンV8ヴォランテなど、往年の名車が多数登場する映画『スクランブル』が、9月22日に全国公開される。
スクランブルは、『ワイルド・スピード』シリーズと『96時間』シリーズの製作陣が手がけるアクション映画。高級クラシックカー専門の強盗団“フォスター兄弟”が、ある事件をきっかけにマフィアから依頼を受け、敵対組織が所有する1962年型フェラーリ250 GTOを盗み出す……というストーリーだ。
ワイルド・スピードシリーズのカーアクションに96時間のアクション、サスペンス要素が組み合わさった作品だが、クルマ好きとして注目なのは劇中に登場するクラシックカーのラインアップ。
主人公の兄弟たちが狙う62年型フェラーリ250 GTOは末端価格で42億円。以前には65億円でオークションに出品されたこともある“走る芸術品”とも呼ばれる1台だ。
そのほか、劇中には世界に2台しか存在しないという1937年型ブガッティ・タイプ57SC アトランティックや1953~54年型ジャガーEタイプ シリーズ1 4.2Lなど、クラシックカーファン垂涎の車両が続々と登場。登場するクルマの総額は約75.5億円にもなるという。
監督を務めたピエール・モレルによれば、映画冒頭に登場するブガッティは「博物館に所蔵されている本物から、修復のために実際の鋳物を借りてレプリカを2台作った」といい、フェラーリ、シェルビー・コブラに関してもリクリエーションを行ったとのこと。
しかし、それ以外の登場車両はすべて南フランスにいる個人コレクターから実物を借りて撮影したという。
「これほど価値のあるクラシックカーが、次々と登場する映画は初めてだろう」とモレル監督。
「電気自動車が主流になり、クルマという存在の意味そのものが変わろうとしている今、この映画を作ったのはタイムリーだった。また、作品として残すのは意義のあることだったと思う」
映画と同じようにクルマを愛する製作陣が作り上げた映画『スクランブル』は映画好き、アクション好きのみならず、クラシックカー好きにもおすすめしたい一本だ。上映劇場などの詳細は公式ホームページ(http://gaga.ne.jp/scramble/)をチェックしよう。