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総額約75.5億円! フェラーリ250 GTOなど名車登場の映画『スクランブル』9月22日公開

2017年09月11日 13:52  AUTOSPORT web

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9月22日に公開される映画『スクランブル』
フェラーリ205 GTOやオースチン・ヒーレー100-6、アストンマーチンV8ヴォランテなど、往年の名車が多数登場する映画『スクランブル』が、9月22日に全国公開される。

 スクランブルは、『ワイルド・スピード』シリーズと『96時間』シリーズの製作陣が手がけるアクション映画。高級クラシックカー専門の強盗団“フォスター兄弟”が、ある事件をきっかけにマフィアから依頼を受け、敵対組織が所有する1962年型フェラーリ250 GTOを盗み出す……というストーリーだ。

 ワイルド・スピードシリーズのカーアクションに96時間のアクション、サスペンス要素が組み合わさった作品だが、クルマ好きとして注目なのは劇中に登場するクラシックカーのラインアップ。

 主人公の兄弟たちが狙う62年型フェラーリ250 GTOは末端価格で42億円。以前には65億円でオークションに出品されたこともある“走る芸術品”とも呼ばれる1台だ。

 そのほか、劇中には世界に2台しか存在しないという1937年型ブガッティ・タイプ57SC アトランティックや1953~54年型ジャガーEタイプ シリーズ1 4.2Lなど、クラシックカーファン垂涎の車両が続々と登場。登場するクルマの総額は約75.5億円にもなるという。

 監督を務めたピエール・モレルによれば、映画冒頭に登場するブガッティは「博物館に所蔵されている本物から、修復のために実際の鋳物を借りてレプリカを2台作った」といい、フェラーリ、シェルビー・コブラに関してもリクリエーションを行ったとのこと。

 しかし、それ以外の登場車両はすべて南フランスにいる個人コレクターから実物を借りて撮影したという。

「これほど価値のあるクラシックカーが、次々と登場する映画は初めてだろう」とモレル監督。

「電気自動車が主流になり、クルマという存在の意味そのものが変わろうとしている今、この映画を作ったのはタイムリーだった。また、作品として残すのは意義のあることだったと思う」

 映画と同じようにクルマを愛する製作陣が作り上げた映画『スクランブル』は映画好き、アクション好きのみならず、クラシックカー好きにもおすすめしたい一本だ。上映劇場などの詳細は公式ホームページ(http://gaga.ne.jp/scramble/)をチェックしよう。