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F1緊急昇格のウワサが流れたガスリー、優勝会見で「この2~3日で動きがあるかもしれない」

2017年09月10日 17:11  AUTOSPORT web

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前回のもてぎ戦に続く2勝目を飾ったガスリー。9月末のF1マレーシアGPへの参戦がウワサされる
スーパーフォーミュラ第5戦オートポリスで2連勝を飾り、ランキング2位に浮上したピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)。オートポリスの週末、F1マレーシアGPでガスリーがF1に昇格するというニュースが流れ、優勝会見でガスリーがそのニュースについて応えた。

 9月9日、土曜日にドイツのモータースポーツ専門サイト、Motorsport-Total.com、F1がマレーシアGPでトロロッソのカルロス・サインツJr.がかねて噂のあったルノーへシーズン中に移籍し、そのトロロッソの後任のシートをレッドブル・ジュニアドライバーのガスリーが務めるとのニュースを掲載した。

 オフィシャルな発表は今のところないが、同様のウワサはオートポリスの現場にも流れている。これまではどちらかというと2018年シーズンにF1へ昇格するとみられていたが、状況は急転した様子。来週末のF1シンガポールGPの次、9月末のマレーシアGPからガスリーはF1トロロッソのシートに収まるというのだ。

「その話は聞いているし、今はいろいろな状況が動いているところだ。F1は僕の夢だし、常にそれに向けて頑張っているよ。そのために僕は生きているといってもいいかもしれない。今週末はそれよりもレースに集中していたし、ベストを尽くして結果を出すこともできた」

 ガスリーもそのニュースを耳にしながら、目の前のスーパーフォーミュラのレースに集中して最高の結果を出すところはさすがとしかいいようがない。

「この2~3日で動きがあるかもしれないし、何かニュースがあるかもしれないね。マレーシアで走ることができたらいいね」と締めくくったガスリー。

 このオートポリスの2勝目でランキング2位となり、スーパーフォーミュラ参戦初年度でのチャンピオンも見えてきた。しかしF1へのステップアップとなると、次のSUGO戦はF1開催はないが、最終戦の鈴鹿はF1アメリカGPと重なっており、スーパーフォーミュラのタイトルは現実的にはかなり厳しくなる。それでも、ホンダ陣営としてはガスリーのF1昇格については歓迎ムードのようだ。