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イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第13戦サンマリノGP 予選レポート

2017年09月10日 16:01  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

中上貴晶/イデミツ・ホンダ・チーム・アジア
サンマリノGP予選で中上は5 番グリッド獲得
パウィは10列目から決勝へ

2017年9月9日(土)
Rd.13 サンマリノGP
ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ
コンディション: ドライ
気温: 27℃ 路面: 34℃

 ミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリで行われた土曜日午後のMoto2クラス予選で、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は5番手タイムを記録。明日のサンマリノGP決勝は、中上にとってMoto2クラス100戦目の節目になりますが、そのレースを2列目5番グリッドから挑むことになりました。一方、チームメートのカイルール・イダム・パウィは、10列目29番グリッドを獲得しました。この予選で中上が記録したベストタイムは1分37秒777。パウィのタイムは1分39秒320でした。

 午前のFP3では、中上はチームと力を合わせてセットアップ作業に注力し、このセッションは7番手タイムを記録。パウィも精力的な走り込みを続けて30番手を記録しました。

 午後の予選でも中上は、決勝レースに向けたマシンの改善に集中しながらも、ポールポジションから0.387秒の僅差にまで迫りました。明日午前のウォームアップセッションではさらにマシンの戦闘力を研ぎ澄ませ、万全の状態で午後の決勝レースに挑みます。パウィもセッションごとに進歩を果たし、金曜午前のFP1から2.232秒もタイムを短縮しました。

 明日は、現地時間午前9時10分(日本時間午後4時10分)から20分のウォームアップ走行を行い、26周の決勝レースは午後12時20分(日本時間午後7時20分)にスタートします。

中上貴晶 (5番手 / 1’37.777 / 0.387)
「正直なところ、5番手は望んでいた順位ではありませんが、ブレーキングスタビリティは良く、いいレースをできる自信があるので、冷静に明日に備えます。明日の天候は微妙なようですが、心配していてもしかたがないので、どんなコンディションになってもいいようにしっかりと準備をし、優勝を目指していいレースをしたいです」

カイルール・イダム・パウィ(29番手 / 1’39.320 / +1.930)
「フロントに課題を抱えていて思うようにマシンを止めにくいのですが、少しずつ改善をしています。明日の決勝レースでは、ラップタイムをさらに良くするようにがんばります。コンディションは雨でも晴れでも、そこから学ぶことはたくさんあると思います」

岡田忠之 チーム監督
「上位陣のラップタイムは接近していますが、我々はレースペースもしっかりと確認できているので、中上はいいレースをしてくれるでしょう。まずは2戦連続表彰台を目指すことが、明日の最初の目標です。パウィはブレーキングでマシンを止めにくい問題が、車高や油面の調整で改善方向に進んでいます。明日は、決勝レースで今週の自己ベストタイムを更新してほしいです」