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フェラーリF1代表、ライコネン残留は「チームスピリット維持のため」と説明

2017年09月10日 13:32  AUTOSPORT web

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フェラーリF1代表もライコネンの勝利を願っている
フェラーリF1チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネは、キミ・ライコネンの契約延長はチーム全体のスピリットを維持するという意志にもとづくものだと説明した。

 ライコネンはベルギーGPの直前に、フェラーリとの契約を1年延長。一方でチームメイトであるセバスチャン・ベッテルは、その直後に3年契約の締結を発表している。

 アリバベーネは、どちらの契約も最良の決断であり、チームの利益を最大限に考えてのものであるとの考えを示した。

「契約の理由は、とても明確だと思っている」

「彼らは素晴らしい協調精神を持って、この3年間を戦い抜いてきた。彼らは互いに良い関係を保っており、チームの一員となってこのスピリットをチーム全体に広めている。ふたり一緒に契約しない理由は、いかなるものも見当たらないと思う」

 ロータス在籍時の2013年オーストラリアGPが、ライコネンにとっての最後の優勝となっている。もはや、かつてのように信じられないほどの速さを誇るドライバーとは見なされておらず、セルジオ・マルキオンネ会長からは今シーズン序盤に“遅い”とのレッテルを貼られさえした。

 しかしアリバベーネはライコネンのパフォーマンス能力に疑いを持っておらず、彼がもう一度勝利を飾る場面を夢見ており、次のように述べている。

「モナコGPでは勝てる能力があることを証明してみせた。ハンガリーGPでも惜しいところまでいった。もしキミが今シーズンの間に優勝できたら嬉しいね」

「彼はこの3年間、懸命に取り組んできてくれたので、それは私にとっての夢なんだ。彼が優勝したらとても幸せだよ」