エステバン・オコンの中期的な将来はフォース・インディアと繋がっていると、チーム代表のボブ・ファーンリーは語り、2018年のオコンの動向に関する見通しを示した。
ルノーはニコ・ヒュルケンベルグのチームメイトとなり得るドライバーを探し続けており、関係者らはオコンとセルジオ・ペレスの両名は、いまもジョリオン・パーマーの後任候補になっているとほのめかす。
オコンは今季が初のフル参戦ながらも12戦中11戦でポイントを獲得し、強い印象を残している。現在、彼はシルバーストンに本拠を置くフォース・インディアと、2019年末まで有効な複数年契約を結んでいる。
「我々は大変に幸運な立場にある。トップ3チームと同じように、非常に才能あるふたりのドライバーを抱えている。我々が2018年に(ランキング)4位、またはそれ以上をかけて戦うために、今後も彼らは必要なのだ」とファーンリーは語り、次のように続けた。
「もっとも避けたいのは、そうした才能を失うことだ。エステバンは我々と3年間にわたって有効な契約を結んでおり、そのうち2年間は完全に確実なものになっている」
「契約の観点からは当然なことだが、現時点でどこか他のチームへ移ろうという考えは、エステバンにはないと思う」
「思い出してもらいたいのは、少し前にエステバンのポテンシャルを見出したのは我々だということだ。ルノーも含め、他のどのチームも昨年に彼と契約しなかったが、我々はチャンスを掴んだ」
「いまではその恩恵を享受しているし、彼の能力を最大限に活用したいと思っている」
ペレスは2018年のフォース・インディアとの契約が確定していないものの、契約延長の兆候が見られており、話し合いは残留の方向で合意に近づいていると見られる。チームのチーフオペレーティングオフィサーを務めるオットマー・サフナウアーは、以下のように述べている。
「我々はチェコ(ペレス)と非常に親しい。彼がF1でキャリアを始めて以来、いくつかのメキシコの支援者からサポートを受けていることはよく知られている」
「チェコの場合難しいのは、ふたつの契約をほぼ同時に結ぶ必要があるからだ。チェコ本人とは合意に至っている。これからは、彼の支援者の合意を取り付ける必要があるのだ」