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DTM第13戦:復活のアウアー。今季3勝目を挙げランキングトップのエクストロームと1点差に

2017年09月10日 03:12  AUTOSPORT web

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3勝目を挙げランキング2位に浮上したルーカス・アウアー
ニュルブルクリンクで開催されているDTMドイツ・ツーリングカー選手権。9日に行われた第13戦は、ルーカス・アウアー(メルセデスAMG C63 DTM)がポール・トゥ・ウインで今シーズン3勝目を飾った。

 残り3ラウンドとなった2017シーズンのDTM。ニュルブルクリンクで行われた第13戦は、走り始めからメルセデス勢が速さを見せ、予選でもアウアーがポールポジションを獲得した。

 予選2番手は昨年の王者マルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)が0.099秒差で続き、3番手はメルセデスのロバート・ウィケンスが入る。

 直前に雨が降り、決勝レースはウエット路面でのスタートとなる。今季挙げた2勝はすべてポール・トゥ・ウインで制しているアウアーだが、好スタートを見せた4番手のアウグスト・ファーフス(BMW M4 DTM)にホールショットを奪われる。


 ポール・ディ・レスタ(メルセデスAMG C63 DTM)も3番手にジャンプアップ。スタートで出遅れたウィットマンは5番手に後退。トップに立ったファーフスは快走を見せ、一時は2番手のアウアーとの差を7秒以上広げる。

 徐々に路面は乾きはじめ、16周目にはスリックタイヤへと変更するドライバーも出てくる。

 トップのファーフスは19周目終わりでピットインしスリックタイヤへと変更。しかし、再び雨が降り始め、スリックタイヤでの走行は厳しい状態に戻ってしまう。ファーフスも堪えきれずに2周後にピットイン。優勝争いから脱落する。


 代わりに首位に浮上したアウアーは24周終わりでピットインへ。3番手のウィケンスも続く。ディ・レスタは26周目にタイヤ交換。アウアーの鼻先でピットアウトしポジションをキープする。

 30周目に全車がピットインを終えると、トップはディ・レスタ、2番手にアウアー、3番手にウィケンス、マーロ・エンゲル(メルセデスAMG C63 DTM)、レネ・ラスト(アウディRS5 DTM)と続く。

 このままディ・レスタが守り切るかと思われたが、残り時間が無くなった32周目の途中でアウアーにトップを譲りファイナルラップへ。

 そのままトップでチェッカーを受けたアウアーは今季3勝目を挙げ、ディ・レスタが2位、ウィケンスが3位、エンゲルが4位と続きメルセデス勢がトップ4を独占した。


「僕たちにとって大きなレースだった。ピットストップ後は、少し慌ててしまったが、僕たちのストラテジーは難しいコンディションのなかでうまくいったよ」とアウアー。


 ポールポジションのボーナスポイントも合わせ28ポイントを獲得したアウアーは、ランキングトップのマティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)が15位とノーポイントに終わったため、1点差のランキング2位に浮上した。

 ランキング3位のラストも5位に入り10点を追加。エクストロームとの差を4点差に詰めている。