スーパーフォーミュラ第6戦オートポリスの予選を6番手で終えた中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が予選の走りを振り返った。
開幕戦ではポール・トウ・ウインを飾るも、以降、表彰台の獲得がない一貴。前戦もてぎではミスもありQ2敗退、決勝11番手という状況だった。
迎えた第6戦オートポリスは朝のフリー走行では2番手と復調の兆しがみられるなか、予選ではQ1は4番手、Q2は6番手、最終Q3では6番手という結果に。
「今日1日の手ごたえ自体は悪くはないのですが、良くも悪くも朝からフィーリングが変わっていないなか、まわりが上がってきたというイメージです」と一貴は予選日を振り返る。
「ソフトタイヤを入れたときのフィーリングも朝から変わっていないです。予選6番手が悪いと言えるぐらいじゃないとダメなんですが、もてぎでは予選で失敗してもっと後ろのグリッドだったし、それを考えれば普通ですかね。ただ、やっぱりもうちょっと上に行かないといけないですね」
「ですけど、現状何が良いか悪いかというのがあんまり見えていません。ここが悪いとか明確な理由がわかればいいのですが、そうではないのでどうしようかなという感じです」
決勝レースに関しては、ソフトタイヤの保ち次第と一貴は語った。
「決勝ではレースペースが重要ですが、そこが苦労している所なので何とかしたいとは思っています。タイヤがヨコハマに変わって、慣れていないというわけではないですけど、まだうまくつかめていないという感じです」
「決勝戦略は、ソフトタイヤも(決勝レースで)どれくらい持つのかミディアムとの差はどのくらいなのか走らないとまったくわからない状況ですし、ラップタイムの落ち次第ですね。ソフトで走れるだけ頑張ってミディアムでつなぐか、その逆か、といったところだと思います」
「給油で足りないのは10周分くらいだと思うので、そこまではソフトで保たないと勝負にならないですね。あとはどうなるか走ってみてです」
ヨコハマタイヤの特性をうまくつかめていないものの、決して手ごたえは悪い状況ではないという一貴。開幕戦のような晴れやかさがオートポリスで取り戻せるのか。