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全日本F3第17戦AP:坪井が完勝で今季7勝目! F3-Nは元嶋がデビューウイン

2017年09月09日 17:22  AUTOSPORT web

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全日本F3第17戦を制した坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)
全日本F3選手権は9月9日、大分県日田市のオートポリスで第17戦の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が独走で今季7勝目をマーク。5連勝を飾った。2位はアレックス・パロウ(THREEBOND)、3位は高星明誠(B-MAX NDDP F3)という結果に。F3-Nは元嶋佑弥(Planex スマカメ・F308)が優勝を飾った。

 スーパーフォーミュラの予選の赤旗等の影響で、10分遅れとなる16時30分にフォーメーションラップのスタートが切られた全日本F3第17戦の決勝。午前の予選では坪井がポールポジションを獲得していたが、迎えたスタートでは、2番手スタートの宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)がやや遅れ、ポールスタートの坪井に続いていったのは3番手スタートのパロウ。さらに高星が続き、宮田は4番手となってしまった。

 トップの坪井は金曜専有走行からの速さを活かし、1周目から1秒以上のリードを築くと、2番手以下との差を一気に広げていく。一方で2番手パロウは6周目あたりから少しずつ高星の接近を許してしまい、宮田を交えた3台による2番手争いが展開されはじめた。

 迫る高星に対してパロウはストレートでの伸びを活かし、最後まで2位の座を死守。ファイナルラップまでもつれた3台の攻防はパロウ2位、高星3位、宮田が4位という結果に。一方、2番手争いを尻目にひとり旅となった坪井は、今季7勝目を5連勝で飾った。また、ポールポジションとファステストラップも記録し、フルマークの12点を獲得している。

「勝ててホッとしています。自分のレースをすれば勝てると思っていました」と表彰台で坪井は語った。

 5位は阪口晴南(HFDP RACING F316)で、6位は片山義章(OIRC F315)という結果に。スタートでストールを喫してしまった大津弘樹(TODA FIGHTEX)は追い上げたものの10位にとどまった。

 F3-Nは、ポールポジションからスタートした元嶋佑弥(Planex スマカメ・F308)が逃げ切り。澤田真治(B-Max Racing F306)が2位、そして植田正幸(Rn 山下製作所 F308)がスタートでペナルティをとられてしまったこともあり、スポット参戦の大塚隆一郎(DPS.LBJレーシングCMS)が3位フィニッシュ。スポット参戦組が表彰台を独占した。また、元嶋は福岡、大塚は熊本と九州出身のドライバーがふたり表彰台に入っている。