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小沢健二、SEKAI NO OWARIとのコラボを語る 「刺激バリバリ受けた」

2017年09月09日 11:52  リアルサウンド

リアルサウンド

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 『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の9月8日放送分に、乃木坂46、横山だいすけ 本田紗来、関ジャニ∞、福山雅治、小沢健二とSEKAI NO OWARIが出演した。


参考:小沢健二とSEKAI NO OWARI、コラボの必然性 『フクロウの声が聞こえる』発売までの流れを読む


 関ジャニ∞の新曲「奇跡の人」は、さだまさしが男性から結婚する女性への言葉を綴った「関白宣言」の現代版としてさだ自らが手がけている。結婚する運命の女性を歌い、メンバーのアンケートを元に作詞をし、ちょっぴり古風な理想の女性像が描かれた。錦戸亮は楽曲制作について、「番組で共演した時に当たって砕けろ的な感じでさださんに『曲作ってくれないですか?』ってお願いしたら、僕がご飯食べに行くことになって。その時にみんなのアンケートを取ってきてくれってことになって、『それを僕はまとめるのが得意だから』って言ってくださって一つの曲にしてくれたんです」とさだとのやり取りを明かす。さらに、「好きなタイプの女性は?」というアンケートに本音と建前を答えたと村上信五が述べる、「建前は僕らが雑誌のインタビューで、本音は世に出せないようなことを。さださんしか知らないので、それを週刊誌に売られたらそこそこヤバいことになる」と答え、スタジオの笑いをさらった。


 福山雅治がテレビ初披露する「聖域」は、武井咲主演ドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)主題歌。ダークヒロイン、夜の世界をのし上がっていく原口元子をイメージし、楽曲を制作している。「銀座っぽい華やかさ。僕はタモさんに銀座に連れて行ってもらうくらい」と福山がタモリとの交流を明かすと、「あそこは派手なところではないから」とタモリが笑みを浮かべながら返答。福山も続けて「女の人がいるようなところではなかった。男の人しかいない。男の人専門の店ではない……お酒が専門」と至って健全な店に足を運んだことを主張していた。


 2年前のニューヨークで親交を深めたのがきっかけだという「小沢健二とSEKAI NO OWARI」は、30名のオーケストラでテレビ初パフォーマンスの「フクロウの声が聞こえる」を披露した。Nakajinは「これは大変光栄なことだったんですけど、レコーディング中も僕たちが試したアイデアとか演奏に誰よりも幸せそうに反応して頂いて」とコラボレーションの感想を述べると、小沢も「だってすごく楽しかったですよ。刺激バリバリ受けたし。なんかもう、ぐるぐる渦を巻いてたよね。エネルギーが」と返答。タモリも「これは元々歌うのが大変な歌だよね」と「フクロウの声が聞こえる」について話すと、小沢は「ライブで元々やったんですけど、もっともっと大きく強くならないといけないと思った時に、自然に導かれて。もうこれしかないと。計算とかマーケティングなんてないです。これは本当です」と真っ直ぐに答えた。Fukaseは小沢とのコラボについて「光栄なことだと思ってるんですけど、楽曲が小沢さんにどんどん引き出されていった感じですね。歌詞は、聞けば聞くほど新しい発見がある気がしていて、お話をいただいた時に『僕なんかでいいのかな』と思ったんですけど、小沢さんがいいと言ってくださるので」と謙遜しながらもレコーディング時の様子を話した。


 エンディングトークでは、番組出演の感想を聞かれた福山が「小沢さんとたくさん話せて楽しかったです」と答える一幕も。他には、乃木坂46「いつかできるから今日できる」、横山だいすけ 本田紗来「さよならだよ、ミスター」を披露した。次回は9月18日に『MUSIC STATION ウルトラFES』の放送を予定している。(向原康太)