ランボルギーニは9月6日、2シータースーパースポーツ『アヴェンタドールS ロードスター』を発表した。同車は9月12日に開幕するドイツ・フランクフルトモーターショーでお披露目される。
ランボルギーニのデザインDNA、大規模な空力テストを経てオープンモデルならではのエアロダイナミクスとデザインを手に入れたアヴェンタドールS ロードスター。その車両後部はクーペモデルとはまったく異なるラインを持つ。
リヤウインドウからボディ後部へと続くエンジンブリッジは、ボディカラーとマットブラック仕上げのカーボンファイバー製エンジンボンネット・ブレードのバイカラーで構成されるが、搭載されるV12エンジンをそのまま見せるトランスペアレント・オプションも用意された。
素早い脱着が可能なファスニングシステムを採用したハードトップパネルは、カーボンファイバー製で、その重量は6キロを切る。外側に膨らんだ形状となっているため着用時でも広い車内空間が確保されるという。
リヤウインドウは運転席に設置されたボタンで開閉が可能。ドライバーはコクピットに居ながら、いつでも力強いエキゾーストサウンドを楽しむことができる。
車両リヤミッドに搭載されるエンジンは6.5リッターV12自然吸気エンジンを採用。最大出力はアヴェンタドールS クーペと同じ740馬力、最大トルクは690Nmを誇る。トランスミッションは軽量な7速ISRだ。
動力スペックでは最高速度350km/hを記録。0-100km/h加速は3.0秒、0-200km/h加速が9.0秒となっている。また、ブレーキは100-0km/h減速31mという優れた制動力を発揮するカーボンセラミック製ブレーキを標準装備し、タイヤはF1など、さまざまなモータースポーツの場でお馴染みのピレリPゼロが装着される。
ランボルギーニCEOステファノ・ドメニカリは新モデルについて「アヴェンタドールS ロードスターは新次元のドライビングの魅力を持ち、公道とサーキットの両方において、テクノロジーとパフォーマンスの新たな基準を生み出しました」と評した。
「アヴェンタドールS ロードスターであれば、ドライビングの醍醐味や乗り心地はそのままに、オープンエアーで走るスリルを味わうことができます。オプションによるカスタマイズも可能で、贅沢な仕様を楽しむことができます」
走りの楽しさを堪能するスポーツモードはもちろん、ストラーダ、コルサ、エゴという4段階の走行モードを備えるアヴェンタドールS ロードスターは2018年2月よりデリバリー開始予定だ。