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山田孝之×yonigeのコラボ映像『点』、1週間限定で劇場公開 監督は石川慶

2017年09月08日 11:41  CINRA.NET

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『点』 ©2017 WARNER MUSIC JAPAN INC.
山田孝之主演のショートフィルム『点』が、9月23日から東京・シネマート新宿で1週間限定公開される。

9月20日にアルバム『girls like girls』でメジャーデビューするyonigeと、山田孝之のコラボレーションによって制作された『点』。映画『愚行録』の石川慶監督が、『girls like girls』の収録曲“ワンルーム”の歌詞の世界観や物語に着想を得て、オリジナル脚本を書き下ろした。

物語の主人公は田舎町で床屋を営む理容師・高志。幼なじみで高校時代の恋人・ともえと14年ぶりに再会した高志が、ともえに「結婚式のためにうなじの毛を剃って」と依頼されるというあらすじだ。高志役を山田、ともえ役を中村ゆりが演じる。

山田とyonigeは、5年前にyonigeを結成する前の牛丸ありさ(Vo,Gt)がSNS上で山田をライブに誘い、数年後に山田が彼女たちのライブに突然現れたことから交流をスタート。その後も山田はたびたびライブを訪れており、yonigeのメジャーデビューが決定した際にPVへの出演を依頼したところ、楽曲を聞いた山田が楽曲にインスパイアされた映画を作ることを提案したという。

山田孝之は『点』について「限られた時間の中、yonigeの楽曲を魅力的な映像へと昇華させるため、チーム一丸となり突っ走った。いつだってモヤモヤした気持ちと仲良しの牛丸ありさの歌詞を、僕たちなりに表現できたのではないかと思っている。本当はyonigeの二人とも共演したかったんだけどね!」とコメント。

牛丸ありさは「自分の曲と好きな俳優と監督で映画を作るって、ヤバくないですか?バンドって、夢ありすぎじゃないですか?」と喜びを表しているほか、「yonigeの白でも黒でもない、グレーなもどかしい感じを撮影の皆さんがくみ取ってくれて、yonigeらしい作品を作ってくれました」と語っている。

なお9月25日には同作の舞台挨拶付き上映イベントが開催。山田孝之、yonige、石川慶監督が登壇する。チケットは9月16日から販売開始。

■山田孝之のコメント
楽曲から映画を作ろうとアイデアが出たのは2016年の秋頃。このアイデアが生まれたのは牛丸ありさが映画好きだと聞いたこと、そして、これまでのプロモーションとは違う何かができないかと考えたため。そこからチームを組み始め、準備を進め、牛丸先生の曲を待つ。待つ。待つ。全然こない!僕が別映画の撮影開始を翌日に控えた2017年8月9日、早朝から深夜まで「点」の撮影は行われた。限られた時間の中、yonigeの楽曲を魅力的な映像へと昇華させるため、チーム一丸となり突っ走った。いつだってモヤモヤした気持ちと仲良しの牛丸ありさの歌詞を、僕たちなりに表現できたのではないかと思っている。本当はyonigeの二人とも共演したかったんだけどね!

■牛丸ありさ(yonige)のコメント
自分の曲と好きな俳優と監督で映画を作るって、ヤバくないですか?バンドって、夢ありすぎじゃないですか?撮影現場には参加できず、どんな感じで撮影していたのかはわからないのですが、yonigeの白でも黒でもない、グレーなもどかしい感じを撮影の皆さんがくみ取ってくれて、yonigeらしい作品を作ってくれました。これがメジャー一作目ってこと、誇りに思います。

■石川慶監督のコメント
yonigeと山田孝之。はじめ話をもらったときは、ぜんぜん意味が分からなかったんですが、曲を聞いたらすぐにピンと来ました。すごくシンプルな作りの箱に、あえて未整理のまま詰め込まれたリアルで繊細な感情。そんな表現者たちのコラボなんだな、と。それを踏まえ、今回の短編は物語もあえて作りすぎず、シンプルな箱に山田孝之と中村ゆりという、リアルで繊細な表現者二人に入ってもらうことにしました。短編というより、セッション、エッセイと呼びたくなるような、素敵な作品になったと思います。