MotoGP：ドビジオーゾ、水上バイクでも最速。サンマリノGPのプレイベント開催

9月6日、MotoGP第13戦サンマリノGPのプレイベントがミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリ近郊に位置するカットーリカのビーチで行われ、MotoGPライダーによるジェットスキーを使用した水上レースが行われた。

　このプレイベントには約3000人もの観衆が詰めかけ、ロードレース選手権世界最高峰クラスのライダーたちによる水上の戦いを楽しんだ。

　参加したのはMotoGP、Moto2、Moto3クラスのライダー総勢11名。サンマリノGPを自身とドゥカティチームのホームレースとして迎えるMotoGPクラスのポイントリーダー、アンドレア・ドビジオーゾやアレイシ・エスパルガロ、ダニロ・ペトルッチ、ヨハン・ザルコ、ドゥカティのテストライダーであるミケーレ・ピッロなどが登場した。

　オートバイからジェットスキーに乗り換えたライダーたちは水しぶきを上げながらマシンを操り、ジェットスキーから放り出される一幕などもありながらイベントを盛り上げた。

　水上レースは前戦イギリスGPで今シーズン4勝目を挙げて波に乗るドビジオーゾが勝利。ロードレースのみならず水上のレースをも制し、9月10日の決勝レースに先駆けてポディウムの頂点に立った。

　ドビジオーゾは「このプレイベントのためにたくさんの人がビーチに来てくれてうれしいよ」とコメント。

「今週末に開催されるミサノの雰囲気がすばらしいことを知っている。バレンティーノ（・ロッシ）がいないのは残念だけど、僕の戦略は変わらない。僕は完全に今週末のレースに集中しているし、ミサノでのMotoGPクラスの初表彰台を獲得したいと思っているよ」

　このイベントレースの2位にはサンマリノGPでワイルドカード参戦するドゥカティのテストライダーであるピッロが、3位にはMoto3クラスでランキング3位につけるロマーノ・フェナティが入り、浜辺に設置された表彰台に上った。

　MotoGP第13戦サンマリノGPの決勝レースは、9月10日の日本時間21時よりMotoGPクラスがスタートする。このレースを含めて今シーズンも残すところあと6戦。佳境に入りつつあるチャンピオン争いとともに目が離せないレースとなりそうだ。