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全日本F3第8ラウンドは期待の若手が登場も、木曜走行は悪天候で走れず

2017年09月07日 17:12  AUTOSPORT web

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9月7日のオートポリス。全日本F3の走行も中止になったほか、スーパーフォーミュラの搬入作業も霧と雨のなか行われた。
9月9~10日、大分県日田市のオートポリスで全日本スーパーフォーミュラ選手権の併催レースとして全日本F3選手権の第8ラウンドが開催されるが、このラウンドではF3-Nで初参戦のドライバーが3名参戦する。

 ランキング首位の高星明誠(B-MAX NDDP F3)、そして後半戦で多くの勝ち星を重ねる坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)の対決に注目が集まる全日本F3第8ラウンドだが、今回発表されているエントリーリストには、注目のエントリーがいくつかみられている。

 まず、前ラウンドのもてぎで悲願のF3-Nチャンピオンを決めたDRAGONが、なんとこのラウンドからダラーラF314/フォルクスワーゲンA41(0XY)にスイッチ。総合を争うことになった。これでF3-Nはランキング2位の植田正幸(Rn 山下製作所 F308)が優勝候補と言えるが、これに待ったをかけそうなのが3人のスポット参戦ドライバーたちだ。

 DRAGONに代わるかたちでB-MAX RACING TEAMのF3-N車両をドライブするのは、FIA-F4に参戦する澤田真治。FIA-F4と同じ、B-MAXのエースナンバーである50をつけて待望のF3-Nデビューを飾ることになる。澤田は2012年にレッドブル・カートファイトのワールドファイナルを制した実力の持ち主だ。

 一方、もてぎでは藤井敬士がドライブしたHANASHIMA RACINGの55号車には、2015年のポルシェカレラカップ・ジャパン王者の元嶋佑弥が乗り込むことになった。元嶋はスーパーGT300クラスで今季ショップチャンネル ランボルギーニ GT3とD'station Porscheをドライブ。また、スーパー耐久や86/BRZ Raceにも参戦しているが、もともとはフォーミュラ出身。2012年以来のフォーミュラとなる。また、シーエムエスモータースポーツプロジェクトの77号車にはスーパー耐久で豊富な経験をもつ大塚隆一郎が乗り込む。

 注目のラウンドと言えるオートポリス戦は全日本F3ではひさびさの開催ということもあり、9月7日(木)から専有走行が2セッション設けられていたが、この日のオートポリスは霧と時折強く降る雨により、2セッションとも走行が行われず。9月8日(金)のタイムスケジュールに変更もありそうだ。